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普通のOLが、TV番組出演するまでの”戦略的セルフプロデュース術”


星野リゾート全制覇を目指すOLです。



人生の大事件が起きました。 



先日、”星野リゾート全制覇を目指すOL(星野オンナ)”として、関西テレビの「3人見ればモンジュの知恵」という番組に出演しました。

引用:Tver

《放映内容》
この番組は、他人から見ると“少し変わった独自のライフスタイル”だけど、毎日幸せに生きる女性の生活を、MCのバカリズム、ヒコロヒー、ゲストの王林が観察。独自の目線で、ときにツッコみ、ときに偏見たっぷりに分析しながら、3人なりの【モンジュの知恵=幸せに生きるヒント】を導き出していく人間観察バラエティー。

<私の出演内容>

2021年11月 33歳で失恋、「ミカちゃんよりも面白いコンテンツが世の中にはたくさんあると思った」という元カレからの衝撃的な別れのセリフをきっかけに、「それなら私もお前と過ごすよりも面白いコンテンツを立ち上げないと」と一念発起、星野リゾート全制覇を目指すことに。月1回星野リゾートに行き続けるために、超節約生活もスタート。
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星野リゾートを説明する姿を。

星野リゾートを堪能する姿を。

星野リゾートでゴロゴロする姿を。

引用:Tver
引用:Tver


家で卵焼きを作る姿を。

引用:Tver
引用:Tver
引用:Tver

会社で玄米ご飯食べる姿を。

引用:Tver

まさか自分の失恋エピソードまで。

引用:Tver
引用:Tver
引用:Tver
引用:Tver


バカリズムさんと、

引用:Tver


ヒコロヒーさんにも、

引用:Tver


突っ込んでもらって、放映されるなんて。いやぁ…やりましたね、私。なんだか、金メダルもらった気分です。こんな幸せなこと35歳で起こる人生、最高かよ。



だって、6年前にバカリさんの単独ライブも行ったことあったし……


なんなら星野リゾートの界鬼怒川で、ヒコロヒーのYouTubeハマっててめちゃ見てたのですよ。


芸人さんの中でも、大好きな2人が出演する番組。私って、前世で徳積んだのかな?人類救ったんですか?


友達、同僚、お仕事関係の方々、15年会ってなかった友達や大学の先輩、後輩からも感想をたくさん連絡もらって、「星野リゾート行きたくなった!」「なんか私も制覇したい」「あまりにいつものミカちゃんそのままだった」「なんで緊張してないんですか?」「バカリズムさんに面白い…って漏らされたの一生自慢した方がいいよ」「コンテンツやばいw」「狂気を感じたw」「3人の中で圧倒的にやばい人だった」「節約ほんとにしてるの?笑」「少食になるにはどうしたらいい?」「文章でも変な人だと思ってたけど、映像だともっとやばかったw」「元気出ました」「これは一朝一夕で作り上げられたキャラじゃない」などなど。



で、わたし本業は〝マーケティング戦略〟を考える仕事をしてるOLなんですね。

職種は、
戦略クリエイティブディレクター。


今回はその力をフルに無駄遣いして、自分の〝星野リゾート全制覇を目指すOL〟の事例を用いながら、”戦略的セルフプロデュース術”をまとめてみようかと思うのです。特にこれから30代をどう生きていこうかと迷っている、焦っている人の参考になると嬉しいです。

第一章

「30代の人生のテーマ」を決める

そもそも、よく考えたら、はじめから”星野リゾート全制覇を目指そう”と決めたわけでもなく。彼氏に振られ33歳で絶望の淵に立たされ、振られようが平日は平常心で働かないといけないし、週末に居ても立っても居られず、勢いで沖縄の小浜島の星野リゾートに逃亡してみただけで。そんなタイミングで会社帰りの本屋で、この本を見つけました。

引用:当時書いたブログ。


引用:ファイブ 5年後、あなたはどこにいるのだろう?

つまり、「失恋中×沖縄ビーチ×5年後、あなたはどこにいるのだろう?」この最強の組み合わせで、確変が起こったんですね笑。失恋ってすごい。何見たって聞いたって涙出るし、感性が敏感に研ぎ澄まされてるから、沁みに沁みに沁みわたって。人生一回白紙になったようなもんなので逆に迷うことなく、よし、5年後…38歳までに何か自分のクレイジーなアイディアをカタチにしたいと火が付きました。そして、ここに出てきた「TRUST YOUR CRAZY IDEAS」っというキーワードが刺さり、私の残りの30代のテーマを、”30代をもっとクレイジーに生きる”にしようと決めました。なので、30代の人生のテーマを決める作業はオリジナルでゼロから生み出す必要はなく、この本の中に、色んなキーワードが書いてあるので、その中からビビッときたものを自分のテーマにすれば大丈夫です。とっても簡単で楽しいです。

ちなみに、この”30代の人生のテーマを決める”という作業は、マーケティングでいうと、WHY?から考える部分にあたります。その企業の理念やパーパスにあたる部分、「なぜ存在しているのか?」を問うことで、よりブレない強い一気通貫したコンセプトや企画が生まれていきます。

私の場合は、人生のテーマを「30代をもっとクレイジーに生きる」にしたので、ここから出していくアイディアは全て「クレイジー」であることを基準に考えていけばいいのです。


第二章

「アイディア」を決める

私の場合は、「星野リゾート全制覇する」でしたが、このアイディアはなんでもよくて、ただポイントは、”5年後”=”1825日くらいかかりそうなものがいい気がしています。ブログをはじめた時に、”応援してます”、TV番組に出た後も、”これからも挑戦を見守っていきます!”って言ってもらえたのが印象的で、面白いなーって思ったんですが、絶妙に時間がかかるもの、コツコツやらないと達成が難しいものがいいのだと思います。たしかに、私も今「星野リゾート21施設目」になってはじめて、自分のアイデンティティと紐づいてきた感じと開放感を味わっていて。私の場合、ただ星野リゾートに毎月行くという贅沢をしているだけなのに、”根気強く何かを成し遂げる人”とか ”オンとオフのメリハリを付けて生きている人”みたいなブランディングが勝手に出来上がりました。

「好きなことで稼がない」と決める

これは人によると思うのですが、アイディアを決める時に、「よしっ、インスタでバズろう!YouTubeで稼ぎたい!」から考えると失敗します。現に私もやってみたのですが、インスタで写真に文字デカく載せる投稿とか、YouTubeのBlogとか笑。それを知り合いに見てもらったら、「グルーブ感がないね」と。自分で見てもあんまり面白くなくて続かなくてやめました。(やり方がいけなかった説も、もちろんある)ちなみに、”好きなことで稼がない”と決めるというは、”リーマントラベラー”の教えで。

会社を辞めることだけが、自分のやりたいことを実現する道じゃない
― 東松さんは「リーマントラベラー」と名乗られていますよね。その肩書きには「会社員」であることへのこだわりを感じます。
まさしく、その通りです。僕は旅を仕事(本業)にしたい訳じゃないんです。むしろ、日本でサラリーマンをやりながら世界中を旅することに意味があると思っています。自分のやりたいことを実現している人生は素晴らしいですが、「職業:旅人」みたいな生き方をみんなができるかと言えばそうではないですよね。腹を括ってリスクを取るような生き方を、世の中の全員ができる訳じゃない。僕みたいに、サラリーマンを"半歩"だけ飛び出しつつ、双方を上手く活かす生き方だってあると示したい。日本には"社畜寸前"になるまで仕事に人生を捧げている昔の僕のような人がまだたくさんいて、その人たちにちょっと違う生き方を提示できたらいいな、とも考えています。

引用:リクルート

この”会社員”であることにこだわりながら、好きなことをするって考え方が凄く好きで。私もOLとしてのお給料があるので、”星野リゾート全制覇する”ことで別にブロガーとして稼ぐ必要はないので、

【1】自分が楽しむこと
【2】半径100m以内の知り合いをどう楽しませるか?

この2つを意識しながら、星野リゾート全制覇ブログは毎回書いています。
これも今思うと、マーケティングでいう「ターゲットを決める」重要な工程。むやみに”バズりたい”、”フォロワーを増やしたい”と思うと、恐らくこのコンテンツは誰に向けて書いているのか?の部分がすり抜けてしまい、誰にとっても面白くないものになるのだと思います。

「こだわり」を決める

私は、自分があとで振り返った時に「面白い」と思えて、友達や知り合いが「この人クレイジーな人」だなと思ってもらえればよかったので、そうなるとコンテンツの一番の肝は、”普段の自分とのギャップ”です。

オン:普段働いている姿
オフ:ゴロゴロと漫画を読んでる姿

これもブログをはじめた初期にどの部分が「面白い」と思ったのか?をしつこく知り合いにLINEで聞き、「この髪の毛ダラーっとしてる自堕落カットが最高にウケるw」と言われたので、ブログの柱(決めカット)をこれにしようと毎回このカットを入れるようにしています。ここで重要なのは、ダラダラと星野リゾートで漫画を読むことは、自分としても一番やりたいことだったことです。

【1】自分が楽しむこと
【2】半径100m以内の知り合いをどう楽しませるか?

この【1】【2】の要素が合致するものを見つけるのがいいと思います。

TV番組の取材時も、絶対伝えたかった要素は、「星野リゾートで漫画を読むこと」だったので、そこを”幸せの瞬間”というパートでめちゃくちゃ丁寧に放映してくださって、ガッツポーズでした。



第三章

大々的に「宣言」する

これも超重要です。私は、Facebookで宣言しました。特にお仕事の繋がりがFacebookが多いという方におすすめします。(友達にはInstagramで報告)

「記事コンテンツ」を作る。


”Facebook”で告知して、”note”をはじめる。これもやはり、このターゲット設定が大きく影響しています。「半径100m以内の知り合いをどう楽しませるか?」という観点において、特に"note"はめちゃくちゃいいです。フォローせずにのぞき見できるコンテンツなのがいいです。twitterやInstagramだと仕事関係の方に特に見ていいのか?覗き見してる感覚があって躊躇してしまいます。じゃあ、YouTubeならいいのか?というと、YouTubeは長いので見るまでのハードルが高く、意外と全部見てもらうためには、記事コンテンツがおすすめです。びっくりするくらい、こっそり読んでくれるんですよ笑。ちなみに、この2年noteで、58記事書きました。(星野リゾート以外でも、激ハマりしたSilentの考察記事も含めて。)ここまで書くことを習慣にすると、もうアウトプットしないと気持ち悪くなってきて、書き残したい>面倒くさいになります。

▶noteでセルフプロデュースpoint
【1】文章の構成力が身に付く
【2】雑談力があがる

noteも起承転結を意識しながら、その時の熱量をエンジンに書いていくので、文章の構成力も身に付くし、noteはアクセス数も見れるので、こういうタイトルが惹きがあるのかとか、PDCAも回せます。脳みその中が綺麗に整理出来るようになるので、本業のストラテジックプランナーの仕事にもめちゃくちゃ役立ってると思います。マーケターを目指す人、ストラテジックプランナーになりたい人、クリエイティブディレクターで戦略から作りたい人は、自分でnoteで連載をはじめるのが近道な気すらしています。そして、このnoteの連載が自己紹介のきっかけや、「ブログ見ましたよ」っていう雑談のきっかけになって、仕事でも、SNSのDMでずっと会ってなかった友達からも連絡もらえたりして、割といいことしかないです。あと、文章をもっともっとうまく書けるようになりたいので、エッセイをたくさん読んでます。(エッセイを読むのが好きなのはある)私の中のベストエッセイはこの4つ。

あとは、これ以外に、常に5年日記と、紙のノートを持ち歩いていて、
毎日思ったこととか、読んだ本の良かったセリフとかを書き記すようにしてます。

「〇〇」×「〇〇」の掛け合わせでオリジナルコンテンツになる


ちなみに、今回のTV番組のオファーもnoteの問い合わせページからきました。「節約しながら、めちゃくちゃ趣味にお金を投資してる女の人を探す」というお題を与えられたADさんが、「星野リゾート 節約」 で検索したら出てきたそうです。何が引っ掛かるかわからないです。しかし、この記事を書き始めた時に、ただ贅沢してる女の話だと一歩間違えたら、セルフブランディング失敗するぞとも思ってたので、”節約”しながらの要素も伝えた方がいいかもしれないというのは直感で思って、その部分もあえて見せることにしました。これも番組から得たヒントで、それこそ「星野リゾート全制覇」を掲げている私より有名なフォロワー数10万人超えの方もいるのですが、
「星野リゾート全制覇」×「節約」×「OL」という掛け合わせで、オリジナルコンテンツになり、番組で取材してもらうことになりました。マーケティングの成功例でいうと、「ファミマ」×「セール」とも近いですね。なので、何か題材を見つけたら、それに「ヒルナンデス」の特集でありそうな要素を付け加えて、記事のコーナーを作ってみるとかがいいかもです。私も次の記事からさっそく、「今月の星野リゾート全制覇のための節約」コーナーを設けようと思います。

どうですかね?これ参考になるのかな?
ちなみにその30代の人生のテーマは最後の締めに必ず入れるようにしてます、忘れないように。


繰り返しですが、

私は〝30代をクレイジーに生きる〟をモットーに

その生き様で自分をハッピーに、
周りの人からは変な人だけど面白い人だなと思われたらいいなというのがテーマです。


これからもまだ星野リゾート全制覇までは半分あるので、挑戦を見守って頂ければ幸いです。


最後に…母の電話コメントのいい話の後ろで、無料の水汲んでる私のカットをインサートに使ったの天才と思いました。真面目なシチュエーションの時こそ、ちょっとふざけちゃう私の性格を一瞬で理解したディレクターさん凄い。

引用:Tver
引用:Tver
引用:Tver

あの母の謎の写真(タイでコスプレしたやつ)、母に黙って提供して怒られるかなーと思ったんですけど、母親のお友達も楽しんでもらえたみたいでよかった。家族総出で笑いを取りに行けて大満足です。


30代をもっとクレイジーに生きる
mika






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