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トランプさん、このタイミングで感染ですかー?

 大統領選挙まであと1ヶ月ほどになりました。さすがに日本のニュースでも大きく扱われつつあります。9月末から10月半ばまで計3回、共和党と民主党の大統領候補がテレビ討論を行います。副大統領候補同士のディベートも1回あります。今回、駄文中の駄文です。

 日本時間で9月30日と10月1日の間の真夜中に、第1回討論がありました。リアルタイムで見逃してYouTubeで見ましたが、それも疲れて半分くらいで寝てしまいましたが、真面目に見ていた最初30分あまりの自分の印象と、各メディアの評価を見て、見直す必要はなさそうと判断。

 NHKなどは「失礼の応酬」と評していましたが、概ねトランプ大統領のお行儀が悪いというのが個人的な印象でした。何か話すと野次を飛ばして相手の会話を遮るのです。まともに終わらせられたセンテンス、全体の7割もないんでは?(データ取ったわけではありません)。バイデンさんだけでなく司会の言葉も遮る。この人の口にオフスイッチないかなと考えちゃいましたねえ…。朝まで生テレビを彷彿とさせました。地元メディアは「野蛮で不快」と一刀両断です。

 温厚そうなバイデンさんも、さすがにキレ気味な瞬間がありましたが(「あの愚か者を前にして話を終わらせるなんて無理だよ!」とか)、あれで済むならかなり忍耐強いんじゃない?と血の気の多い私は思いました。まあ、一国の大統領にふさわしいとまでは言えないですが。第1回討論の司会者は共和党びいきのFoxの方だったにも関わらず、まともに議論ができてない…と消耗なさってましたね。「大統領、相手に最後まで喋らせてあげてください」と何度口にしておられたことか。「次回からは話が進むよう新しい工夫を」と提案しておられました。

 それで今日(日本時間10月2日)は朝から目まぐるしかった! 側近が検査陰性→トランプ夫妻隔離体制に→夫妻陰性。ここでか〜い!これまで、陰性結果出る直前のブラジル政府高官と会食しても感染しなかったのに。ずっとマスクしてなかったのに。予防に意味ナシの抗マラリア薬飲んでたのに。選挙まで1ヶ月の、討論まだ2回ある時点の、ここで感染か〜い。

 すみません、不謹慎だけど、どうしてもトランプさんはコント的な視線でしか見つめられません。この前の討論でも、「マスクは必要な時してる!マスクいらないなんて言ってない!(最近はね)バイデンなんて、誰もいなくてもデカいマスクしてる(臆病者だぜ!)」とのたまっておられました。

※トランプ氏のマスクタイミングは別コラム「マスク、嫌だもん」に時系列で記録しております。

 本当にすみません、犠牲者の多いコロナの話題なのに、彼とコロナを関連づけて語ろうとすると、「体当たり芸人」というワードが頭に浮かんできます。コロナジョークは不謹慎過ぎて成立しませんが、敢えて言うなら「芸人としてはおいしい」タイミングの感染ではなかろうか…。記者たち揃ってズコーッだよ。あまりにキャラが濃すぎて、政治的な議論とか、彼の功罪とか、全てが私の頭からふっ飛んで行く。これがトランプマジックなのか?いやいやいや…。

 賛否は強く分かれますが、彼にとんでもない磁力があるのは確かです。バイデンさんの印象は、この強烈過ぎる人物の前ではどうしてもかすみます。世論調査でバイデン氏はかなりのリードを示していますが、私にはまだまだトランプ氏敗北のイメージがはっきりと浮かんでこないのです。中国に対する姿勢の強さ、前回の選挙を支えたサイレントマジョリティー(白人ブルーカラー)の支持の行方など、見過ごせない要素は多々あります。

 とりあえずはトランプさんの病状が悪化するかどうかが問題ですけどね。無症状ならオンラインでどうにでもなるでしょうが、イギリスのボリス・ジョンソンさんのように重症化したら選挙戦はどうなるんでしょう。バイデン不戦勝、もなさそうですが。まさか同情票増えるとか??まずは、選挙くらいはまともに進行することを願いつつ、今のうちにもう少し両陣営の政策を整理しておこうと思います。



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