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なんとも言えない感情



今日は小雨の降る中、お庭の樹木伐採作業。
今日もみんな元気に頑張ってくれました。

作業が終了し、施主さまからお支払い。
領収書を持ち合わせていなかったので、午後から集金に来ますよと伝えるが、領収書は送ってもらえればいいからとのこと。

歳のころ80歳手前くらいかな。
優しそうなご婦人。
ご主人は今年他界され、
50歳前後のご子息が2人いらっしゃるとのこと。
お二人とも独身。

今週末から抗がん剤治療のため、入院しないといけないらしく、それまでにお願いしたかったみたいで、急遽予定をいれた。

抗がん剤治療は中々しんどいみたいで
「もう、お父さんのところに行ってもいいんだけど・・」と一言。
その後に、「でも子供たちのためにもまだ死ねないわ」

2人のご子息はご結婚はされてはいないし、実家暮らしではあるが、ちゃんと社会人として働き生活されている。

たぶん、普通にどこにでもいらっしゃるサラリーマンさんではないかと予測。

お子さん達は、きっと母を心配し一日でも長生きしてほしいと思っているんじゃなかろうか。

しかし、母は息子が心配で安心して死ねない。

いつまでも、親は子供のことが心配ではある。
でも、心配で死ねないと言う一言に心がザワザワした。

結婚して欲しかった?
孫の顔が見たかった?

どうすれば安心できるんだろうか。

「私が甘やかして育てたからかね〜」

結婚しない方が増えている。
勿論、自由だ。

少しずれた話しかもしれんが、
自分さえよければ、他人に迷惑をかけなければいいと言う人も多い。悪いとも良いとも思わない。

ただ、人間は1人で生きているわけではない。
支え合って、助け合って生きている。
その最小単位は家族だ。

この子は私が死んでも大丈夫。
そんな息子になりたいなぁ。
そんな息子になってほしいなぁ。



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