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私とラッコとの出会い

私がラッコにハマったのは比較的最近。界隈には古参のラッコファンもたくさんいる中、私がラッコと出会った経緯を記事にしてみた。

そもそも動物に興味を持ったのは

高校の頃までは、生き物自体そんなに興味がなかった。私は電車とか地図とか関数電卓に興味がある変な人だった。今でも変な人だが。

大学は理系の学科に進んだ。しかし、理系学部なので出会いがない。そこで、私はアニメに走った。その結果、ただのオタクに成り下がってしまった(成り下がるとは失礼な!)。週末はアニメイトやメロンブックスに通う日々が続いていた。

月刊少年エースの付録。フレンズがいっぱい

そんな私を変えたのは、2017年に放送されたアニメ「けものフレンズ」だった。あれはただのアニメじゃない。内容については省略するが、私はどっぷりとけもフレ沼にハマった。円盤(BD付きオフィシャルガイドブック)買ったのはあれが最初だった。多分最後だと思う。

けもフレに登場する動物の本当の姿も見てみたいと思ったので、私は動物園に足を運ぶようになった。動物園に行ったのは小学生以来だろうか。実際、このブームのおかげで動物園に来るお客さんの層の幅が広がったらしい(主に独身男性)。

神戸どうぶつ王国のコツメカワウソ、ゆうことゆうひ

神戸どうぶつ王国はサーバルやコツメカワウソ、ハシビロコウなど、アニメに登場する動物たちが多くいたので、よく訪れた。もちろん天王寺動物園や王子動物園など、他の園館も訪れた。
訪れるうちに、本物のコツメカワウソが可愛いと思ったので、それからはコツメカワウソのいる園館を中心に訪れた。

人生を変えたラッコ、パタ

海遊館にもコツメカワウソがいるということで、久々に足を運んだ。
海遊館は当時大勢のお客さんで賑わっていた。コツメカワウソの写真を撮りたかったが、とにかく人が多くて狭すぎるので撮れなかった。
次のエリア、アリューシャン列島にはラッコが1頭いた。名前はパタというらしい。

か、かわいい…!!

目と目が合った(気のせい)瞬間、私は心を奪われていた。
なんて可愛いんだ…!!こんな可愛い生き物がこの地球上にいるなんて…!!まさに私はパタさんに一目惚れしてしまったのである。
とりあえず写真集を買った。写真集ありがとう海遊館さん。今では宝物です。
ラッコに興味を持つようになったのはそこからだ。しかし、すぐに沼にハマった訳ではなかった。あの日までは…。

私がラッコ沼にハマった訳

その後も、動物全般への興味は薄れず、多くの動物園や水族館に足を運ぶ日が続いた。ラッコがいるということで須磨海浜水族園(スマスイ)にも訪れた。

明日花とラッキーに、はじめまして。

やはり可愛い。こんなもふもふでたまらん生き物がおるんやなぁ…。この子らも可愛いわぁ…!
この日は友人と来ていたため、いつまでもラッコ館に滞在することはできなかった。しかし、会うことができて満足。

2017年10月10日。海遊館のパタさんがその生涯を終えた。

私は残念なことに、きっとまた会えると思って海遊館にはそれほど行っていなかった。もう会えないなんて信じられなかった。足を運ばなかったことをすごく後悔した。それほど遠くないのに、どうしてもっと会いに行かなかったのか…今でも悔やまれる。

もうパタさんには会えない。
パタさんの特別展

訃報を知り、海遊館に訪れた。パタさんをいっぱい紹介した特別展が催されていた。この特別展も、パタさんの写真と飼育員さんの愛であふれていて、本当に涙が出そうだった。もう一度でいいから会いたかった。写真集をもう一冊買った。

パタさんが亡くなったことで、当時国内にいたラッコが12頭から11頭になった。また、会いに行けるうちに会わないと、二度と会えなくなるということも実感した。

そこから私はラッコに会いに行くようになった。
ナダくんとカンナちゃんには会うことが出来なかったが、明日花、ラッキー、ラスカ、クータン、メイ、ロイズ、リロ、マナには会うことができた。なんだかんだでキラちゃんにはまだ会えていない。いつか会えると思うのではなく、会いに行けるうちに行きたいと思っている。

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