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成人した三日坊主が3年絵を続けた話②~続いた理由編~

※注意※以下には3年間絵を描いた話が続きますが技術的な話や優れた練習法などは一切出てきません。出せるほどの技術が身についていません。

※注意※3年間というのは期間であり、毎日欠かさず絵を描いたというわけではありません。

主題はあくまで「なぜ続いたか」

 はっきり言って、今後書く予定の3年間の軌跡なんていうものに意味はないと思う。おそらくWEB上のいたるところに存在する伸び悩んでいるお絵かき初心者のそれと何一つ変わらないからだ。

それに歴史を振り返りつつ続いた理由を書いていたのでは「三日坊主がなぜ続けられるのか」の分析がおろそかになり、相手にも伝わりにくい。そこで、「これこれこういう理由で続いているんだろうなあ」という自分の中で思っていることを先にまとめてしまおうと思う。

ではなぜ続いたか

●着手が容易(お金がかからない)

 初期投資はシャーペンと3冊200円くらいのお絵かき帳だった。パソコンでも描きたくなりペンタブを買うもwacomのintuosで一番安い(6000円)ものを買い、ペイントソフトはFire alpaca(フリー)とかなりとっつきやすかった。

とりあえずで本(2000円)を買い、デッサン用フィギュア(2000円)も買ってみた(今amazonで見たら12500円まで高騰してるけどたぶん無くした)。

少し経った後CLIP STUDIOの買い切り版(5000円)を購入。開始から約2年半までたったの15000円というシブチンっぷりである。

ここ最近で本を数冊(14000円くらい)買ったため少し嵩んでしまったが、3年でトータル29000円なら月で割ると805円。この安さが続く理由だろう。

●いつでもできる

 家の中にいればいつでもできるのは非常に大きい。雨が降ろうが暑かろうが、エアコンを付けてやる気さえ起きれば好きなだけできるのだ。問題はそのやる気が出るかどうかではあるが。

●何を描くかということと反応を得られること

 激推しできるほど好きなコンテンツを持っていない人間のため何を描くかという問題には常にぶち当たってきた。そのうえ版権物の絵に対しては「その通りの絵柄に寄せて描かなければならない」というような謎の強迫観念に縛られのびのびと描くことができないという悪い性質も持っている。

 そこで描くことにしたのが以前から視聴していたじんべぇさんというストリーマー(生配信者)が持っているオリキャラ(BOT)だった。ファンアートとしてキャラクターを描く文化が根付いており、そこに参加していく形でひたすらに投稿した。絵柄も着せる服も体格さえも自由(?)な風土があり非常にやりやすかった。

言い方はあまり良くないかもしれないが、ある程度小さなコミュニティだからこそ得られる公式からのレスポンスや、ツイッター中毒者でファンアートをマメに収集している氏の活動の力が結構な割合を占めていると言っても過言ではないだろう。

●なんだかんだ成長を実感できる

 毎日のように描いていると、成長の幅が見られず「自分は成長していないのではないか」という不安に押しつぶされそうになる。しかし、過去の絵を眺めてみると自分がいかに成長したかを実感することができる。

とはいえ、過去に描いた絵を見るとあまりの拙さに苦しくなるため過度に遡りすぎるのは危険である。

同じお絵かきでも続かない部分がある

 絵を3年間続けられているとはいえ、分解してみるとほぼ三日坊主なところもある。例えば2020の夏にはクロッキーを始めたが10日くらいでやらなくなってしまった。

最近は本を買って勉強しており、今のところ2か月半で50回くらい続いているが勢いは落ちてきているのが現状だ。

実は気付いていないだけで今この瞬間も見えない小さな三日坊主が足元をうごめいているのかもしれない。



次回からついに3年間の軌跡を書いていく。ものぐさで長続きしない初心者がいかにして毛の生えた初心者になったのか、毛の生えるさまをタイムラプスで見せられればと思う。

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