機械苦手な人間の液タブ導入
ここでは機械やパソコンが苦手すぎて調べることで何とかやりくりしているレベルの人間の液タブ導入について記す。
強者には機械に弱い人間の実態を知ってもらう機会を、弱者にはこれすら参考になるかもしれないという期待を込めて。
どうやって選んだ?
画面にダイレクトに書き込むことができるデバイスは様々ある。まずここで迷う!
①液タブ(要パソコン)
・パソコンのサブモニターとして使うイメージ。当然だがパソコンを持っていないと使うことができない。
・あくまで付属ペンでの操作のみでありタッチ操作はできない。
②液タブ(独立型)
・画面をタッチで操作できる。
・OSを搭載しているので高い。
③iPadなどのタブレット
・タッチやペンで操作できる
・場所を取らず充電さえあればどこでも作業できる
筆者の立場からすると「パソコンを持っている」、「作業場所はパソコンの前で十分」、「独立型は予算オーバー」状態のため、
①液タブ(要パソコン)
に決定した。
メーカーのことは全く分からないため、自然と一番有名なWACOMさんのcintiqシリーズになった。その中で画面サイズが16インチか22インチか迷ったが、大は小を兼ねるかと思い22インチに決定した。
実際に買ってみよう
機種はWacom Cintiq 22に決定したが、まだまだ疑問が山ほどあった。
Q.接続はどうすればいいの?
PCの本体と液タブをつなぐHDMI(映像出力)ケーブルと、電源のアダプタがついてくるのでそれを使えばいい。
のだが、PC本体の端子側に注意してほしい。
画像の赤丸がHDMI端子の接続部分であるが、すでにPCのメインモニターのケーブルで使っているため、付属のケーブルを差し込む余地がなかった。
右の青丸で囲んでいる部分はHDMIに似ているがDisplayportという企画らしく、長方形の右上が欠けたような形をしている。こういった変換ケーブルが必要になるので注意。(慌ててスーパーに買いに行った)
左の緑丸の端子でもできるようなのでそちらでもいいと思う。
Q.液タブ用にペイントソフトはなにかいるの?
ここが一番悩んだ。WACOMの公式サイトにはクリスタとのセット販売が多く、個別で必要なのかと思っていた。
結論から言うと、すでになんらかのペイントソフトをPCで使っている(ライセンスを持っている)のであれば不要。というのも、序盤で書いたようにサブモニター扱いのため、接続してペイントソフトのウインドウを液タブ側にドラッグして移してあげればOK。
(新たにクリスタが欲しい、今クリスタPROだがEXにしたいというのであればセット売りの物で割引を受けるのが良いのかもしれない)
Q.ほかに買うべきものは?
cintiq22にはショートカットのボタンがないため、左手デバイスと呼ばれるものがあった方が作業しやすい。WACOMが出しているものやクリスタの会社が出しているものなどさまざまあったが、TourBoxNeoという商品を買ってみた。
値段はそこそこするが、他の商品はこれ以上に高額なものやレビューの低い商品も多くあったため安定を取ってこれを選んだ。キーコンフィグもできるので拡大縮小、回転、ブラシサイズ変更、リドゥアンドゥ、ブラシ分類切り替え、左右反転などを主に割り振って使っているが快適そのものである。
あとは手袋。以前買っている人を見かけたからという安直な理由ではあったが、実際にあるとないとでは滑りが全然違う。これは替えも買っておきたい。
あとは画面の保護シールで迷ったが、レビューでは不要論の意見が強そうだったので買っていない。触っている現状必要性も感じていない。
導入した感想
①作業が快適
線が引きやすくて長いストロークも楽しく感じる。
サブモニターで描いているような状態なのでメインモニターが自由に使える。
cintiq22にはスタンドも最初からついているので立てて保管したり、寝かせて作業したりできる。
②でかい!!!!!!!!!!
22インチ(ベゼル合わせて24インチ)なのでPCの今使っているメインモニターと同じサイズ。デカい。そして重い(5キログラムある)。
③板タブに戻れない
10日ぶりに板タブを使ってみたが液タブに比べペンが軽すぎるように感じてしまい、画面に直接描けないことも今となっては不便に感じるようになってしまった。3年使った板タブくんには申し訳ないがもう戻れない。
結果
買ってよかった!
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