台湾サッカー大会全国3位
3/22は優勝を逃し、汗でびしょびしょになったユニフォームで、溢れ出る涙と鼻水を拭うのに必死だった。
今日はそれまでの過程、涙で流してしまった思いやその後感じたことを文字にしたい、大吟醸の力を借りる22時。
去年、私がサッカー部に入った時には、このチームは3部リーグにあった。その年に一位を獲り、私たち東海大学は未だ見ぬ2部リーグに足を踏み入れる事を決めた。
2部リーグでの初戦、これまで3部リーグで無双してきた我々の鼻が折られた。その時私は「3部リーグで無双していた時の方が幸せだったかもしれない」と思った。他の選手も、かなり滅入っていたと思う。
初戦はボロボロだったものの、後の予選でなんとか持ち越し、運よく、ベスト8に残ることができた。そこからは決勝トーナメントが始まる。その前に、戦う順序を決めるための試合が行われた。なんと、そこでは全勝だった。
まぐれだろ、と思われるかもしれないが、私はそうは思わなかった。
予選後、みんなで話し合ったことや練習したことはもちろん、私たちの能力を押し上げたのは、適応力、これだと思う。それはまるで、私が台湾に来た当初の言語力の急上昇に似ていた。待ったく違う場所に放り投げられた中で、それまでの能力の枠が消え、能力が爆発した。
そして決勝トーナメント一戦目。私たちにとってその相手は手に余るものだった。ベスト4進出。次の相手は優勝候補で、これに勝てば、十中八九優勝確実だった。その相手は前回0−1で負けた相手、プロの選手が4人いるチーム。
ホテルでの会議を好まない私たちが、その日は入念に話し合いを行った。正直、60%負けるだろうと思っていた。会議後には勝気が溢れていた。絶対に下剋上を果たし、この階級も制覇したいと思った。
その試合当日、前半のペースは完全に我々のペースで、話し合った通りの内容の試合だった。勝てそうで、優勝が見えたからこそ、安易なミスで負けたことが悔しかった。悔しかったけど、その試合は本っっっ当に楽しかった。多分これが今の我々の実力。泣く理由は何もなかった。
四年生の先輩の目に、涙が溢れようとしていた。それに共鳴するように私の視界もぼやけてきた。友達も応援に来てくれていた。彼らに涙を見られたくない、と思えば思うほど涙が出てきた謎をアインシュタインに聞いてみたい。
友人がくれたたくさんのコーラとポカリスエット、普段なら絶対にポカリを選ぶが、その炭酸の揮発性に何かを任せるように、仲間と乾杯したコーラが最高に美味しかった。
その後の3位決定戦では、5−2だった。決勝に進み、大学全体に応援されながら、トロフィーを掲げ、みなが笑い、泣くのに比べたら、3位のトロフィーでは物足りなかった。
みんなに優勝すると言い期待させ過ぎたこと詫びたい。
二連覇をして知り合いだけでなく、業界も驚かしたかったが、
未だ少し甘かったようだ。まだまだ改善の余地がある。
それでもまたここで言いたい
来年は絶対に一位を獲る!
未来の自分のために、お金を使いたいです。応援ありがとうございます。