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[読書記録]賢く過ごす


喜多川泰さんの「運転者」を読んでから、生き方に対する考え方がガラッと変わりました。
そして喜多川さんの本を他のも読んでみよう〜と手に取ったのが「賢者の書」。これがまたとても良かったので、自分に必要なことを備忘録としてまとめます。


ファンタジー形式で読みやすい自己啓発書。主人公と体験しながら学べるので頭に入りやすい。
ざっくり言うと少年サイードが何人もの賢者に会って、それぞれから学びながら賢者となるストーリー。


第一の賢者の教え<行動>
行動の結果として手に入れられるのは成功でも失敗でもない。行動の結果、手にするのはパズルのひとピース。大事なのは必要なピースを集めるためにできるだけ多くの行動を起こし、手に入ったピースをどう使うのかを考えること。

失敗を恐れて行動を起こせない自分なので目から鱗だった。結果が辛いものだったとしてもそれは失敗なのではなく、必要なピースを手に入れる為の経験なんだと思うと何にでも挑戦出来そう。


第二の賢者の教え<可能性>
宇宙が誕生するために必要だった力を「大いなる力」と名づける。大いなる力は宇宙と同様に人間を創り出し、唯一人間にだけ"心"という、自らと同じ大いなる力を授けた。このことを自覚し、自分には無限の可能性があると気付くこと。

宇宙の壮大さに対して自分がちっぽけだとよく感じていたけど、自分の中には宇宙と同じレベルの可能性があるのかと思うと、それを使わないのは勿体なさすぎる!と思った。


第三の賢者の教え<自尊心と他尊心>
自分がかけがえのない存在であり、無限の可能性を持った唯一無二の存在であると絶えず自らに言い聞かせる必要がある。しかしそれは世の中のすべての人間も同じ。自尊心と同じ高さにまで他尊心も高める必要がある。

自分には無限の可能性があるんだ〜!と第二の賢者の教えで気付いたけど、それは他人も同じ。誰もがかけがえのない存在だと周りの人のことも尊重していきたい。


第四の賢者の教え<目標>
人生における成功とは何になるかではなくどんな人間になりたいか。成功は職業についてくるものではなく、人についてくるもの。どうなりたいかを考えることをせずにいてはどのような仕事に就いても人生を成功に導くことはできない。

このエピソードの、昔は職業を選択する自由がなかったから、武士として生まれたら「どんな武士になるか?」という目標を探して生きていくというのがとても響いた。


第五の賢者の教え<今>
人生というのは一冊の伝記を完成させるようなもの。自分の伝記を読む人が、今日新たに書き加えられた1ページを見て「この人なら成功を手に入れられるのは当然だ」と思えるような1日にする。成功者としてふさわしい過ごし方をする。

もう書いてあるページを読み返して後悔したり、白紙のページをめくって不安になったりしてしまうのは本当に無駄なことだなと思った。誰かに読まれると思うと気が引き締まる、!


第六の賢者の教え<投資>
成功者と呼ばれる人は皆、投資をしたからこそ成功を手にすることができた。彼らが投資したのは金ではなく時間という財産。結果として自らの描く壮大なビジョンを完成させる為に必要なパズルのピースをすべて受け取った。

行動の結果としてパズルのピースを受け取れるなら、行動が多ければ多いほどパズルは完成に近づく。時間という財産を無駄にせずに、すぐに行動に移そうと思えた。ピースいっぱい欲しい。


第七の賢者の教え<幸福>
人間は、自分を幸せにすることを探す人々と、他人を幸せにすることを探す人々に大別される。自分を幸せにしてくれるものを探して生きる人々にとってはこの世は思うようにいかない。他人を幸せにすることを探す人々には喜びに満ちた場所。

これは難しかった。何より大事な自分を一番幸せにしたいと思っちゃうから。でも他人に幸せにしてもらおうと思ってるわけではないからいいのかな?他人も同じくらい幸せにしたいと思おう。


第八の賢者の教え<言葉>
人生は言葉によってつくられている。その人に起こるすべての出来事はその人が発したり心の中で思い描く言葉に起因する当然の結果。人間が一番よく聞くのは他の誰でもない自分の心の言葉。自分が使った言葉通りの人生が待っている。

これはすでにものすごく理解しているつもり。マイナスな言葉を自分に絶対に使わないようにする。ポジティブなものを言い聞かせてたら、ちゃんとその通りになってる。


最後の賢者の教え①<感謝>
人生をより素晴らしいものにするためには、とにかく感謝の言葉を多く口にする毎日を送らなければならない。すべての人や出来事に対して、心から思ってそれを伝えること。

最後の賢者の教え②<与える>
人生において欲しいものを手に入れる為には、手に入れたいと思うものを与える側にならなければならない。与える側になって味わえる感覚は、単に人から受け取った場合とは比べものにならないほど大きな喜びである。

最後の賢者の教え③<誕生>
人間は何度だって生まれ変わることが出来る。誰だって今日という日を、すべての成功を手に入れることができる最高の賢者としての人生の第一日目にすることができる。


最後の賢者が3つあるのは本を読めば分かります。本当に手に入れたいものほど、どうやって人に与えるかを考えなければならないというのはなるほどと思いました。これも他人を幸せにすることを探すっていうのとも繋がってるのかも。


賢者と言われるとちょっと構えてしまいますが、賢く成功するために、より良い人生を送るために、物事を見る目をすごく変えてもらいました。出来ることから始めようと思えたのも賢者への一歩かも。
ストーリー形式なので読むともっとすんなり頭に入ると思います。


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