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NHKに対する違和感

中学校に入った頃にはすでにNHKニュースを自発的に見ていたし、最近のバラエティーもふつうに面白いと思います。だから一定の評価はしています。

番組が終わってから次の番組までの数分間で、社会であまり取り上げられないような視点のコーナーも好きです。フクシマの震災復興はまだ終わってないから忘れないで!という声、障害者が社会生活を送る上での苦労、性的少数者の生きづらさなど、人間は十人十色で多様な生き方がある、違いを認めることが大切であることが紹介されます。

そんな素晴らしいNHKなのに、どうしても納得できないことがあります。スポーツに関する話題の扱い方です。朝7時のニュースを10分ぐらい扱ったあと、急に明るい声で「次はスポーツです↗↗」というのを聞いたことがあると思います。NHKでは「日本人にスポーツが嫌いな人なんているわけがない」という上層部の意向が色濃く反映されています。そのため東京オリンピック開催に消極的な意見「#中止だ中止」「復興五輪とは名ばかり」という声は一切紹介されません。私は小学校の時から体育が苦手で、スポーツが嫌いなのですが(※1)、NHKとしてはスポーツが嫌いな日本人なんて一人も存在しないものとして報道しています。これだけ「少数派の生きづらさ」「生き方の多様性」を重視しているように見せて「スポーツが嫌い」な人の存在はガン無視しているのです。だから受信料を払わないことでささやかながら抵抗しています。

もちろんスポーツが嫌いという考えが少数派だという認識はあります。ただ少数派は弱者であることも多く、無視してはいけないというのは自明です。小学校のころドッジボールが苦手で逃げ回っていた記憶があります。得意な子にとっては楽しい授業でも、苦手な子にとっては苦痛だったりします。体育の得意な子が社会で出世しやすいのでしょうが、NHKのトップになるような方が筋肉バカで私は悲しいです。

スポーツや五輪には好き嫌いがあることを認め、両者の意見を放送してくれる公共放送の実現を願っています。

※1石川県選出の衆議院議員でスポーツバカの馳浩(はせひろし)氏は、体育の日を2020年からスポーツの日に改称したと自慢しています。それは果たして高額の議員報酬をもらう国会議員の仕事でしょうか?私は体育(ラジオ体操で楽しく体を動かしてみんな健康)は好きですが、スポーツ(身体能力で人間に優劣を付ける行為)は全然楽しいと思いません。スポーツの日、反対!!

・ヘッダーはインターホンに映った受信料集金の人

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