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愛車紹介1:DE ROSA

始めにVOGUEのお話を少ししましたが
実は自転車の出戻り趣味を始めたのは
今から3年前の2020年。
その時出向先で使っていた車を処分し、太った体を何とかしようと
思いついたのが、現在の自転車趣味のキッカケでした。
そして、最初のDE ROSAをお迎えしました。

DE ROSA プロフェッショナルC
1987~1988年頃
成川商会、FET極東が輸入した頃の物と思います。
メルカリで購入。
メインコンポはカンパニョーロCレコード
ブレーキは当然、デルタブレーキ(但し前期型)
この時点で早速、サドルはRollsに交換し
ペダルはLOOKライセンスのカンパニョーロ製に交換。

この時の私の拘りは
サモンターナカラー、カンパCレコードのコンポ。
特にブレーキはデルタ。
それに合致する個体を入手する事が出来ました。
そして、自宅近くの長谷川自転車商会さんに
BB、ヘッド周りのオーバーホールとタイヤ交換をお願いしました。

2020年12月撮影。
撮影、公開に当たってはご本人の承諾を得ています。
この時コロナの禍中で、お店が連なるボロ市通りの活気は今一つだったと思いますが
お店にはランドナーの常連客さんが既に来店していました。
灯油ストーブを囲んで
奥様が淹れたコーヒーを飲みながら
お隣のツバササイクルさんも交えて談笑していたその情景が
深く印象に残りました。

出向から戻り、引っ越して間もない街の中に
まさかサイクリストの聖地があるとは、思いもよりませんでした。

持ち込んだ際、目を輝かして見るなり一言
「おお~!フルカンパのデルタだよ~!」
こちらにもワクワク感が伝わって来ました。
まるで旧知の知人に出逢ったかの様な、店主の一言が印象に残っています。
ちなみにこのお店は
1964東京オリンピック出場のロードレース出場車両が
飾ってある程の、由緒正しいお店です。

ちなみにBBとヘッドのオーバーホールは
その時長谷川さんの店に一緒にいた、お隣のツバササイクルさんに
外注となりました。
この時既に80歳半ばなので、当然ですよね(笑
でも、お隣のツバサさんも、もうすぐ70歳。
皆さん、非常に魅力のあるジイさん達でした。
こんなジイさんになりたいと言う、手本と言うべきでしょうか。

そしてそれから徐々に走り始め、最初は皇居を中心とした官庁街をメインに
流したりしました。

朝の皇居二重橋前


赤坂迎賓館前


港区芝公園

そうこうしている内に、段々改善が必要な個所が分かり始めて来ました。
ハンドル交換(ハンドル幅38→40化)
フルオーバーホール
(コンポ全般の分解洗浄、再グリスアップ、ワイヤー交換等)
フロントフォークの再メッキ化(メッキが剥離、サビ取り)

そして、最初の改修を終えました。

この頃から、定例コースを都心から地元の横浜に変えました。

ハンドルをチネリのクリテリウム幅40に交換
BENOTTOのバーテープ(最近入手が難しくなりつつありますね。)
アウターケーブル、サドルをブレーキのブラケットに合わせ、白に統一
(この辺りの色使いは大事です。)
そしてコンポ全般の分解洗浄後、蕩ける様な挙動に生まれ変わりました。

入手後見違える様になったDEROSAですが
気になる点が、一つだけありました。
それは、フレームサイズが少し小さい事。
私の理想は、おおむね530~550位のサイズを理想としていますが
やはりビンテージ物の定め、希望するサイズの好みの車体とは
なかなか巡り逢えない物です。
このDEROSAも、サビの具合や塗装のヤレ具合も含め
申し分ないのですが、やはりここまで来ると
フレームサイズが気になります。
そして、この後また仕様変更する事になるのです。
そのお話は、また次回に。

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