悪癖
私には、とある悪癖がある。
それは、「追い詰められないと行動しない」というものだ。
当然夏休みの宿題に取り組み始めるのは最後の2~3日からだったし、締め切りのある提出物を提出するのは最終日であることが9割という人生を送ってきた。(残りの1割は提出を諦めた)
そしてその癖は、今なお全く改善されていない。
この癖の悪いところは、締め切りに余裕のある期間に心の余裕があるわけではなく、「早くやらなければ」という焦燥感を期間中ずっと抱えていることである。
いっそ気楽に過ごせるのであれば精神的苦痛は少ないのだが、焦りだけはずっとあるので、ただただストレスはたまるのに、何も進展しないというムダな期間を過ごす羽目になる。
ここ数日、歌詞和訳を投稿できていなかったのは、まさにその提出物の締め切りに追われていたからである。
取り組みもしないのに、投稿する余裕はないという最低の時間であった。
本当にこの癖を治したいと思っているのだが、私がこの悪癖を矯正するに到っていないのには理由がある。
未だにこの悪癖による大失敗を経験していないのだ。
大抵こういった悪癖はどこかで痛い目を見て段々矯正されていくものなのだろうが、なんだかんだでいつもギリギリ締め切りには間に合わせてしまう。
先に挙げた今回の提出物の締め切りも、学校の期末試験のものなのだが、課題の提示から提出までには1週間近い猶予があったのに結局前日から取り組みはじめ、しかもなんだかんだで間に合った。間に合ってしまった。
間に合うならいいじゃないか、と思うかもしれない。
周りから見ればそうなのだが、自分からするとそうではない。
先ほども言ったとおり、課題の提示からずっと焦燥感に追われているので、実質1週間心が安まらなかったのだ。
私は他人への迷惑を心配してこの悪癖を気にしているのではなく、私の精神衛生に悪影響であるからこの悪癖を気にしているのだ。
そのうえ、今回もこの悪癖の改善のきっかけをつかむことが叶わなかった。
いつかきっととんでもなく痛い目に遭うと思う。
そんな対自分用地雷を蒔き散らかしながら、今日も生きている。
助けてくれ~~~
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?