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#VTuber楽曲10選2022 古月の場合

さて、VTuberの楽曲を多忙故にあまり聞けていない中、無謀にも10曲選ぼうというコーナーの始まりです(定例化)。

先月にスペースで話していた際に気づいたのは、これまでVSingerとして活動してきた活動者が2022年はあまり楽曲を出していないということ。

実は富士葵、somumia、花鋏キョウ、MarprilなどなどVSingerとして名を馳せた人材例年よりも出した曲数が少ない状況にあります。その一方で、新規参入などを含めると年間で出た曲の総数は増加傾向にあるのは面白い傾向にあると思います。

また、2021年にはあまり見られなかったTikTokを始めとするショート動画カルチャーでVTuberの楽曲が流行るムーブメントは盛り上がりをみせていました。

……と この勢いで書いてると、レポート記事になってしまうので紹介していこうと思います。

救済のファンタジア/瀬戸海月 (CV: シスター・クレア

最初から電音部からですが、私が電音部から10選を選ぶのは実はこれが初。
これまではクラブカルチャーを通して電音部を享受してきましたが、今年は自分から聞きに行く機会が増えました。
シスター・クレアさんがCVを務める本楽曲は、何度もうるさくTwitterで呟いていたように、彼女のアンセムである「救済執行」でお馴染みの「DOGMA」と繋げられそうな1曲。
電音部の楽曲の中でも、より他の楽曲と繋げやすいミニマム感のあるメロディと突き抜けてくるシンセの重圧な高音が心地良い。

StarZ / MonstrZ MATE

umaさん作詞の胸熱くなる一曲。
MVを手掛けるのはumaさんと同じく浮遊信号に所属するあとりさん。
MonstrZ MATE史上最もエモーショナルな曲なのではないでしょうか。公開に至るまでかなり温められていたというバックグラウンド。アンジョーさんお得意のハイトーンボーカルが轟き。umaさんのリリック。そのリリックに上乗せして、かますコーサカさん。
2人のイメージと様々なコンテクストを入れ込んだあとりさんのイメージ。
これぞMZM×浮遊信号という黄金タッグだからこそできる技です。

そして、この曲に対して加点にも減点にもなるメンバー限定動画にも注目。umaさんのサイコパスぶりによって曲の印象がガラリと変わってしまうかもしれませんが、クルーのこの曲に対する思いをめちゃくちゃ受け取ることができるのでオススメです。

星鏡 / .LIVE

やはり、上半期にも選びましたが本年はこの曲を越える全体曲は現れませんでした。
静止画なのにも関わらずこんなにもMVに感情が載るのもこの曲ならではですし、かつて様々な出来事があって、今でも卒業したVTuberであるはずの、ごんごん(金剛いろは)が度々姿を見せてくれる.LIVEであるから、この曲には様々とおもうところがあるわけです。
ただ、この曲を聞いて、すべてを受け入れることが未だに出来ていない自分を度々悔やんでいるのもまた事実。いつか、全員の配信を追うように改めたいです。

人生リセットボタンぽちーw / クロエ

ここから数曲はTikTok、Short部門。
今年の楽曲の傾向はやはりショート動画での流行が根強く、その影響で一部楽曲は一般層まで浸透していました。その中でまず選ぶのはホロライブの沙花叉クロヱさん作詞作曲の「人生リセットボタンぽちーw」。

実はどうやら私はTiktokになると、どのアーティストが歌っているか判別出来なくなる癖があるようで、SEKAI NO OWARI「habit」でもセカオワが歌っていることに長らく気づきませんでした。

沙花叉クロヱさんの「人生リセットボタンぽちーw」も初公開時に耳に入れていましたが、曲がクロヱさんのものであると同定出来ず。気づいたのも11月後半に入ってからでした。

「人生リセットボタンぽちーw」は沙花叉クロヱさん作詞作曲し、歌唱まで行ったオールラウンダーな一曲。しかも彼女にとって初のリリースがこの曲なのですから、今後にも期待をかけられます。

TikTokなどとは相性のいいポップさに、「人生リセットボタンぽちーw」を繰り返すわかりやすいキャッチーなフレーズが今回の人気の秘密でしょう。割と彼女の声質が耳につく高さではないことから、ループに入りやすいのもまたよいところ。今後の作品にも期待です。

モンダイナイトリッパー!/名取さな

こちらもショート動画部門から。てか、楽曲大賞さんショート動画部門とかあっても良かったと思います。
今年古月的には「こんな長らくVTuber見てきたのにハマるの遅くないですか?」と言われてしまうような長年活動してきたVTuberにハマるパターンが複数。そのうちの一人である名取も「モンダイナイトリッパー!」でその良さを再発見しました。
というのも原因は大体このショート動画。

この勢いのある内容が気に入ってしまい、2022年何度も繰り返して見た動画の1つです。短いならでも中毒になるメロの打ち込み感。BPMの速さと名取の声が心地よく聞こえます。MVもしっかり手の込んだアニメーションになっておりこちらも魅力的です。

Dear…/かしこまり

今年出たアルバムの中でMariage(Spotify)は文句なしの名盤。ちゃんまりがフリーになり、自身の力で頑張ろうとしていた時期に制作された楽曲を中心に収録。彼女にとっての転換点だったこの2年を曲から感じ取ることができます。
なのでどの曲も劣ることなく、名曲揃い。中でも今回選んだDear…はファンと歩んできた時間を、彼女自身が歌詞に詰め込んだ一曲。また明日も頑張ろう、彼女となら歩める。そんなことを思わせてくれます。

今日とまだバイバイしたくないの/長瀬有花

楽曲大賞では「TikTokが流行った曲が入らないのはおかしいから好きなTiktok曲をねじこむ」って具合でしたが、今回のnoteは純粋に好きな作品を入れ込みます。

長瀬有花さんのライブの最後。エンドに入る時に長瀬さんがセットを自由に歩いたり、振り付けをしていたのが印象的な一曲。「今日とまだバイバイしたくないの」。
空間づくりがうまい長瀬さんのライブですが、最後に「まだバイバイしたくないの」という繰り返されるリリックで、彼女の世界からまだ脱したくないと思わされました。そこがやはり長瀬有花ワールド。不思議とのめり込んでしまうものです。

星鏡/.LIVE

上半期にも選びましたが、やはり2022年の全体曲でこれを上回る作品はないです。VTuberの歴史の中で様々なバックグラウンドを抱え、これまで全体曲がなかった.LIVEにようやく皆で歌える曲ができる。様々な出来事を乗り越えてきた彼女たちの歌い声はライブでも星のように輝いていました。

境界のアラマルシア/柚子花

壮大な曲は壮大なほどいいんですよ。
柚子花さんの「境界のアラマルシア」は、最初はアイドル曲らしい雰囲気なのですが、途中からビッグバンドに化ける楽曲で、これがまた曲の進行がいいんですよ。
衣装のカボチャスカートもgoodです。

VRC部門

現地に行ってめちゃくちゃハマった2組だけ紹介させてほしい。

愛にすべてを/JOHNY HENRY

これからはジョニへに頑張って欲しいです
ここはまじで変わらないです影から応援してます
交わした酒がまじで美味かった


LOVE/YSS

もう今年1番ハマったバーチャル系のアーティストと言っても過言じゃない。
昨年末エンタス大晦日で出会って約1年。彼ら彼女らのテクノポップが耳から離れず、正直この2人とワニコーのためにVの宴現地に赴いたまであります。
配信ライブをほぼ毎週やっていたので、かなり追うことが難しい感じではあるんですが、逆にライブを頻繁にしていることもあって、安定感が素晴らしい。


MV部門

・燈し火/えのぐ
・リドルハミング/葉加瀬冬雪
・Knok on the new world/天開司

最後に: もっと音を楽しもう

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