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化学産業とSDGs 「 5. ジェンダー平等を実現しよう」

日化協SDGsタスクフォース資料の「関連する化学産業の活動」
各企業におけるCSR活動の一環として、ジェンダー、ダイバーシティーを実現のための努力を 行っている。紙おむつ(生理用品)等吸収剤の提供により、女性が男性同様に働けるインフラ整備に貢献している。

女性活躍推進法

 私が会社に入った昭和63年は「男女雇用機会均等法」の施行2年目で、それまでは男女別だった研修が一緒になったり、様々な変化があった世代でした。その世代が間もなく定年を迎える時期になりましたが、まだまだ多くの課題が残されています。今年2022年の4月は、事業主に「女性活躍推進法に基づく一般事業主行動計画の策定・届出」および「女性活躍推進に関する情報公表」を義務付ける「女性活躍推進法」が施行されます。

「一般事業主行動計画」策定にあたり、必ず把握しなければいけない項目が、下記の4つです。
1.採用者に占める女性比率あるいは労働者に占める女性比率
2.平均勤続年数の男女比
3.月別の平均残業時間数 
4.管理職に占める女性比率
 この4つのデータが化学・素材メーカーでどうなっているか解説した動画が下記です。なかなか興味深い内容です。

アメリカで活躍する女性の化学者・化学企業経営者

 アメリカでは女性の化学者・化学企業経営者が多数、活躍しています。その特集動画がこちらです。私が知らない人ばかりで、それぞれは別のnoteで深堀りしたいと思います。日本の化学アカデミア・化学産業でも同じような特集ができればいいですね。

女性が活躍する化学産業

 2018年の記事ですが、世界知的所有権機関(WIPO)日本事務所は、WIPOが取り扱う国際特許の出願者に女性発明者を含む割合が高い日本企業のランキングをまとめました(女性かどうかの判定は名前からの推測でしょうか)。1位の日立化成(現昭和電工マテリアルズ)から出光興産、花王など化学系のメーカーが名を連ねています。化学産業は多くの女性が活躍している分野です。これからの成果に期待しましょう。

 

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