見出し画像

手三里というつぼ

東京はきょうが寒さの底だそうです。

明日からは春の陽気に向かうのだとか。本当かな。


腕に手三里というつぼがあります。

てさんりと読みます。

私はこのつぼが大好きで、

花粉症で鼻がむずむずするとき、肩がこるときなどに

お灸をしたり鍼をしたり、少し力を込めて揉んだりします。


所属する鍼灸師会で、地域の皆様に向けてお灸の体験会を

したことがありました。

会議室にあるような長テーブルをはさんで、お互いにパイプ椅子に

腰かけて向かい合います。

そこで普段困っているちょっとしたお身体のお悩みをお聞きして、

症状に応じて台座のついたお灸を体験して頂く、という流れでした。


ちいさなお子さんを連れた若いお母さん、お父さん、

お灸大好きというご高齢の方、ハードワークでお疲れ気味の方、

スポーツの古傷が痛むという大学生、

少しもじっとしていない元気な小学生(意外とこどもはお灸をこわがらない

ことが分かりました!)、「さっきお灸してもらったけど、気持ちよかった

からまた来ちゃった。もう一回やって。」という方、などなど…、

気楽な雰囲気の中で、様々な方々がお身体のちょっとしたお悩みをお話して

いかれました。


体験会なので、おひとりにかけられる時間は

5〜10分程度です。

仕切りがないので、肩がこるからと言って「肩を出してください。」と

露出をお願いすることは、女性に対しては難しいこともありました。


そんな中で腕に触れていて気付いたのが、

手三里というつぼです。

ここにお灸をしてみると、「あ、肩が楽になりました。」

「リラックスしました。」と言われることがありました。


以来、どんどんこのつぼが好きになりました。

アレルギーで鼻がむずむずするときも使えることが分かりました。

もっとこのつぼと仲良くなりたいと思います。


手三里は前腕の外側にあります。

肘を曲げた時にできるしわから2、3センチ

前方(指の方に向かって)のあたりを少し力を込めて丁寧に押してみて

下さい。特に痛いところがあると思います。

そこにお灸をしても、少し強めにおさえるように揉んでもいいです。


お試しになってみて下さいね。











貴方のサポートを心よりお待ちしております。 私は主にお灸で治療する鍼灸師です。 貴方のお志は、お灸で世界中の人を健康にするために、使わせて頂きます。