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映画「輝け星くず」

恋人の突然の逮捕に呆然とする光太郎。

彼女の保釈が認められ、

彼女の父慎一とともに

大阪から四国まで

彼女を迎えに行く珍道中。


慎一はフリーダムでワガママで

でも憎めないおっさん。

「彼女のお父さん」との気まずい道中、

光太郎は慎一にさんざん振り回されます。


けれども、

慎一がなぜ

電車もレンタカーも高速道路も嫌がるのか

高層階のホテルに泊まれないのか

それがただのワガママではないことが、

物語が進むにつれて見えてきます。

かや乃が覚醒剤に手を出してしまったわけも。


二人で貯めていた結婚資金は

かや乃の保釈金になってしまうけれど

もともと結婚資金の多くは

光太郎が出していたこと。

二人きりの時

かや乃が光太郎にしたラッコの話。


光太郎が大好きなのに

幸せになりたいなれない

かや乃の切ない思いも

じょじょにじんわり伝わってきます。


慎一の過去を知るマジシャン役

片岡礼子さんの、

はじけるような笑顔がとってもいい。

慎一の再起を

遠くパソコンの画面で見守る表情も。

彼女の存在が

この映画全体を

とても締めていると

思いました。


光太郎の自転車に二人乗りして

後ろから光太郎に目隠しするかや乃。

「あぶない、あぶないよ!」

とあわてる光太郎に、

くすくす笑うかや乃。

とってもかわいいい。


ああでもこれって人生かなって。

先のことは見えないけど

とにかくこいでいくところが。









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