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あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。

三連休怒涛の映画三昧、三作目は遅ればせながら昨年公開した「あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。」観てきました!
なんとなく、昨年予告で観ていた記憶はあったのですが、年末の他の作品に埋もれてしまい、つい先日福山雅治のライブ映画を観た際にどうやら『想望』がメインテーマにしている映画があるらしいと。順番が逆な気もしますが、なんとかロングランしてくれていたのでこの作品で連休締めしてきました。

号泣です。笑
後半ずっと泣いてました。

テーマが戦争なので、全てハッピー!って感じではないとは思ってはいましたが、個人的にはいいラストだったと思っています。

現代を生きる百合は進路に悩むどこにでもいる女子高生です。
父親を事故で亡くしそこから母子家庭で母と2人で暮らしています。多感な年頃で、面談に来る母親がパート帰りで魚の生臭さがするのに苛立ちついつい母親にあたってしまいます。

その日、百合は母親と喧嘩してしまい雨の中家を飛び出します。坂の中腹にある雨風が凌げる小屋で一夜過ごすと、1945年の戦時下の日本にタイムスリップしてしまいます。

見ている側としても急展開なので、え、、ってなりますが、ファンタジーなので一旦そこは飲み込みましょう笑
百合自身も困惑し、状況が飲み込めない中、炎天下の中、町を歩きますが、何もかも違う状況に困惑し、暑さと疲労で倒れてしまいます。
そこに偶然通りかかった彰に助けられ、軍御用達の街の食堂へと連れて行ってもらい、なんとか回復します。

小屋のあった場所に戻りますが、現代には戻ることはできず、途方に暮れた百合は食堂で住み込みで働かせてもらうことに。
そこは軍御用達の食堂で、更には軍の特攻隊の軍人を出撃の間までお世話し見送る場所でした。先ほど助けてもらった彰も特攻隊に所属し、ここから1ヶ月と経たない間に出撃する軍人でした。

概要としてはざっくりこんな感じで、現代の百合がタイムスリップしてから、同じぐらいの年頃の若者たちが戦争で敵の軍艦に小さな飛行機で突っ込むことに対して疑問を覚えながらも、彰たち軍人やそれを見守る食堂の女将鶴さんと一緒に暮らすうちに彼らの本当の気持ちや決意を知っていくことになります。

自分も学生時代は歴史の授業をひたすら毛嫌いしてきた人間で、なんで戦争なんかやってんだろって、百合と同じで小さい飛行機で戦艦に突っ込んだところでどうにもならないと思っていました。なんなら視聴後もその考えは変わりませんが。。
彰の発言に当時本国の為に名乗りをあげた若者たちの考えが読み取れます。
「戦争に敗けたら、女子供は奴隷にされ、不要な人間は殺されてしまうかもしれない。」
メディアがある今は他国の軍事力がなんとなくわかるので、戦う方が馬鹿らしいという発想になりますが、戦争に敗けた場合の前例がない当時の日本にとっては、将来の日本のために少しでも戦い続けなければならないと考えるのは至極当然なのかもしれないとも思いました。

彰は特攻隊として出撃することになりますが、彰の願った平和な日本が今存在していることは重要な事実であり、またあの悲劇を繰り返さないよう歴史から学ぶことが大事なんだと思います。
私もそうですが、特に歴史に疎い人にもわからやすくメッセージを伝える手段として映画は最高の手段ですね。

これからもジャンル問わず色々な映画観ていきたいと思います!

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