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食べたらなくなる美味しいお餅

「ウイちゃん、ご飯なにすき?」
「わあ、おもちです!」
「わはは!おけまる!さんきゅ!」

そんな会話からうまれた曲【食べたらなくなる美味しいお餅】について、話したいことが140文字で収まらない〜〜ということで、ツラツラと文にしてみます。(最初に言っておきます、めちゃくちゃ長いです。140どころじゃねえ)


Yo! オクヤマ ウイです。

「ウウちゃん」と呼ばれています。というか6年くらい言いつづけているのにキャラクター的に「オクヤマ!」と呼ばれることが多いので、最近浸透させようと必死です。強制的に周りに呼ばせています。(グループのメンバーは気を遣って自発的に私たちでウウちゃん呼びするね!と言ってくれました!お優)

というのも、ウウちゃんというあだ名を
前提としてウイという名前がついたんです。

オクヤマは後藤まりこさんの「うーちゃん」という曲がだいすきで。それと、いないいないばぁっのうーたんが好きだったので「うーちゃん」なんです。うーちゃんもウーちゃんもたくさん居るので、表記はウウちゃんです。ぜひ諸君もウウちゃんって呼んでくださいね。

そんな感じで名前の由来にもなった後藤まりこさん。だいすきな後藤まりこさんに、この度 曲をかいていただきました。とんでもないことだ!

「食べたらなくなる美味しいお餅」を
今年の誕生日5月12日にデジタルリリースしました。


お誕生日って友人が少なかったオクヤマにとってちょっと怖い日だったんですね。祝ってもらうことって有難いことなのに、持ち前の傲慢さで祝ってもらえなかったらちゃっかり傷つくんです。祝われて然るべき人間でもない自覚があるので、それに向き合わないといけない。だから、「祝われにいくイベントを自分から開く」ことはできませんでした。

「感謝を形にする日」「いつもより好き勝手やってもいい日」というように解釈変換して毎年迎えていたお誕生日。今年は「楽曲を諸君とわたしにプレゼントする」という計画を立てました。

当時のオクヤマはまだプリチョモ ※1 に入られるかどうかわからなかったので(オーディション合格はしていたものの、正社員であることや諸々でやっていけるか様子見になっていた)、オーディションのために事務所をすべて辞めた「完全セルフ運営」の状態。その状況をプラスに変えて、少しでも前進したい・のびのびと音楽をしたいという気持でいっぱいでした。

完全にひとりになった一発目、ドカンとキメたいぜ!と思い、もうお願いしたい人は頭にひとりしかいませんでした。

それが後藤まりこさんでした。

この世界に入る前から面識のあった後藤まりこさんに「This is オクヤマウイ」な曲をつくってもらいたいとお願いしたところ、後藤さんは二つ返事で受けてくださいました。ほんとうに凄いことです!!

損得や利益よりも気持や義理人情的な部分が行動規範の中心にあることが自分の大事にしているものと近くて、それにあやかれたことだけでなく、まず好きな人がどの面からみても好きな人であることが嬉しかった。好きな人が優しかった、ピース✌️ってわけです。THAT'S ALL RIGHT!

...

音楽は手づくり

ご依頼から数週間後、仮歌のデモをいただいたとき、正直聴いて最初におもったことは

「いやもう(DJ後藤まりこで)このまま出せるやん…!」

でした。それくらいもう完成されているというか
後藤まりこさんが素晴らしかった。


そしてDJ後藤まりこ色を強く出してくださっていたので、リリース時にDJ後藤まりこで聴きたかったと思わせてしまわないかの不安もありました。


だから「自分のものにしないと」「自分の歌がいちばんいいと思えるようにしたい」という心意気でした。緊張感!

でも、後藤さんのエンジニアリングと小倉さんのマスタリングの過程で、どんどんオクヤマウイが歌う意味みたいなものが出てきて、最終的には「オクヤマウイのキャラソンが出来た!」と確信しました。

音楽を0→1で「つくる」人ってほんとうにすごい!

レコーディングは後藤さんのご厚意で(株)RRJ様のスタジオをお借りし、後藤さん自らがエンジニアリングしながら歌唱指導までしてくださいました(!)


レコーディングの日は大雨。
ザーザー降りの中スタジオ前でお待ちしていたら傘もささず大荷物の後藤さん登場。ワーなんてこった!何か持ちましょうか!とか言いながらスタジオに向かう。

どうやらデスクトップPCしかないとのことで、大荷物は機材に加え、モニターを運んできたとのことでした。ここでひとつ大事件。

「うわ〜やってもた!」「どうしましたか!」


モニターが割れている………
大雨の中、ポリ袋に入れてご自宅からはるばる持ってきたモニター画面がお亡くなりになっていました。がーん、なんだか申し訳がない…。

そんな中、事の顛末をみていたRRJの橋満社長が「モニターならウチにあるのに〜」と代わりのものを出してくださり、急遽そちらで対応することに。

そんな感じで兎に角すべて後藤さんとRRJ橋満さんの手作りレコーディングブース。きっと後藤さんは普段から何から何まで自分でやっているのだろうという様子を目の当たりにし、音楽って手仕事で、手づくりなんだなと実感しました。

スタンドマイクをテープで固定してくださっている、
後藤まりこさんとRRJ橋満社長。


オクヤマはわからない癖に手を出すと足手まといになることを経験上わかっていたので、兎に角いいものをつくろうとストレッチしたり歌の準備をしていました。すごい方たちがこんなにやってくれることに萎縮している場合ではない、食らいついていかないと、そんな気持だったんです。

無事Recが終わり、終電かけこみで後片付けもできずバタバタとその場を後に。ほんとうにまるでお父さんとお母さんかのようにいろいろとお世話になりました。格好よい大人たちの背中をみて、オクヤマもいつかだれかの力になれるかな、格好よく生きたいなと強く思いました。


...


レコーディングが終わり、マスタリングは小倉ヲージさん(ex.代代代プロデューサー)にお願いすることに!小倉さんはちょうど直近の服部フェス ※2 で再会したばかり。服部フェスのボランティアスタッフをしていたオクヤマは、小倉さんのバンドZEPTONIAさんのチェキスタッフに借り出されたりしていました。普段の逆でおもろかったなー!
それもあって、後藤さんから小倉さんの名前がでた際にはタイムリーすぎて御縁を感じずにはいられませんでした。

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わからないことだらけ

小倉さんのマスタリングが進み、曲ができていく過程で、音楽のことを何も知らない事実にぶつかります。用語もわからない、この発注が失礼かどうかすらわからない。

後藤さんは勿論、小倉さんにもそんなオクヤマの未熟さを受け止めていただいちゃった気がします。「すみません、このお願いって無茶ですか?」修正をお願いするにしても自分がやったことない作業をお願いするので、どれほど負担がかかるかわからないんですね。そこに関しては悔しく思う部分でした。

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そして今回、はじめて自分で配信リリースをし、
プレスリリースの投込みにもチャレンジしてみました。

たぶん気づいていないけれど上手くできていないところもあると思います。バタバタすぎて歌詞入れそびれたし。(後から追加できたりしないのかなー?)

プレスリリースの投込みに関しては、ビジネスメール自体は新卒から正社員で働いていることもあり慣れているのですが、「プレスリリース投込みの常識」みたいなものが全くわからない!

そこで元事務所の宇賀那社長にグループのものはどうしていたかきいたり、後藤さんはプレスリリースの文章だけでなく、送り方までチェックしてくださいました。

そのおかげもあって、解禁時には多数のメディアがプレスリリースしてくれました。嬉しかった〜!!
(勿論関係者さんのネームバリューは大いに要因だと思っています、次の目標はそれに頼らずにプレスリリースしてもらうこと!)

...

ジャケット撮影は軽音部時代のマブダチにお願いしました。Twitterのヘッダーや、グッズ写真のほとんどを撮ってくれている子ですね。

センスに多大なる信頼をおける元LomoJapan取締役ですが、とはいえ一般人なのでもはや専属カメラマンと化しています。有難え〜。そしてニュートラルで感性が面白くなんでもやれちゃう人なので、赤塚不二夫さんに見つかったタモさんや、中村うさぎさんに見つかったマツコデラックスさんみたく、はやく誰かにみつかってほしいです。

ずーと恩返しができず「たのしいからね〜むしろ撮らせてくれて有難う〜」と言ってくれていたのだけれど、今回プレスリリースで彼女の生活に身近なナタリー様をはじめとするメディアに大々的に載ったことを喜んでくれ、はじめて恩返しをできたように感じて嬉しかったなー。

ちなみにジャケット写真のイメージ原案はハッキリとオクヤマの中にあったので、30分くらいおなじ画角おなじポーズでババっと撮ってもらいました。おもちの網を模した背景の銀網を探すのがいちばん大変でした。日本の駐車場などの金網は緑が主流らしいです。安いからだって。謎知識を得ましたね。


兎にも角にもこういった周りの方々の懐の広さやあたたかさに助けられながら、新曲【食べたらなくなる美味しいお餅】のすべてはできました。

こうやって文章に起こしているとより感じる。
オクヤマはほんとうに人に恵まれています。

こちらができることは少ないのに、嫌な顔ひとつせず力を貸してくださる周りの方々に恩返ししようとしていたら、気づけば長生きしちゃうかも!

...

大好きなものを大好きな人と
大好きな人へ


やり方がわからない
失敗がこわい
リターンが十分に提供できない
自分のことに労力を割かせたくない
迷惑をかけたくない

ポンコツなオクヤマは人生において成功体験より失敗体験を積み重ねてきてしまいました。だからこそ身動きがとれないことも多かった。手をつけても最後まで自分を信じきれないこともたくさんありました。だって、失敗体験ばかりなら信じる所以がないですよね。そりゃそうだ。

でも、人の手を借りながら助けてもらいながらも自分でやりきった、そしてたくさんの方に楽しんでもらえている、という今回のリリースはオクヤマの中で大きな成功体験になりました。一度これができたから次は自分一人で出来る。それも嬉しい。これは「大好きな人に楽しんでもらいたくて、大好きな人と大好きなものをつくった」からだろうなと後から感じたりしています。

ほんとうに自分の歌も含めて心底気に入っている楽曲です。ライブで演るのもたのしみだ〜!

めちゃくちゃ中毒性のある曲だから、
ループで聴いたらやみつきになるよ!


たくさんの反響にも目を通して全身で受け止めています。

TikTokにも流したいとおもっているし
トレイラーも用意したいし
後藤さんの方でもまだまだ考えてくれていることがあるみたい(!)

たくさんの方に届き、たのしんでもらえますように。そんな祈りを、引続き形にしていけたらと思います!


...

自分を使い切ってしにたい

そういえば、リリースをした時期が丁度プリチョモ加入発表をして1週間後だったのでビックリした人も多いとおもいます。

オクヤマも急遽加入になりビックリでした!アハハ

怒涛のスケジュールだったな〜!笑
グループ加入に向けて1週間半で振り入れして3曲できる状態にしなければならない(加入確定前にコソ練していたのが功を奏した!)のと、新曲準備がバッティングしてもう破茶滅茶でした!グループのプロデューサーいちほさんも大変そうで、あの時期は全員大変だったので、やるしかねー!の空気感でした。やれば終わるってほんとうなんだな、やったので出来ました。

そんなこんなでタイミングの大幅変更がありソロ新曲リリースとグループ加入、順番が逆になったりもしたため、グループをやりたいのかソロをやりたいのか?疑問に思っている方もいたかもしれません。


オクヤマの答えはひとつです。

「自分を使い切ってしにたい」

常に生み出している人間でいたいです。
(休むこともあるけれどね!)


肩書「たのしい屋さん」なので、
たのしいにまつわることなら何でもしたい。
自分を最大限に使い切る方法をいつも模索しています。役立たずの人生だったから。

そして音楽がいつもそばにあったから
ステージのたのしみを知ってしまったから
音楽を中心に生きていきたいです。この世界で食っていきたい〜野望

グループは自分ひとりではいけないところに連れていってくれるし、その力の一部になれるし、力を最大化する協力がたくさんあります。第一に、グループの1キャラクターとして動くのがポジショニングとしてはしっくりくる。素晴らしい仲間にも巡り会えました。

そして、ずーと基礎力をつけたいと言ってきた中で、今の事務所に入ってレッスンやプログラム等に恵まれて新しい知識や力がグングンついていることを感じています。

一方ソロは自分そのものなので、主軸となる「自分の音楽」を持つことができる。自分以外の人間に人生の手綱を握られることがいかにこわいことなのかいろいろ見聞きしていて感じていたし、グループの曲ってどんなに自分の人生そのものでも、抜けることになれば自分のものではなくなってしまうし解散したら歌えなくなっちゃう。

オクヤマは一生音楽をつづける前提でステージに立っているので、自分の音楽人生の手綱は自分で握っていたいです。


グループとソロ、それぞれシナジーや相乗効果になると信じています。ペース配分を間違えなければ、大事なものを見失わなければ大丈夫。

というわけで、グループでもソロでも抱き合わせでも!オファーどしどしお待ちしておりますね!ジャンル問わずどんな場でもたのしいをお届けします🔥


...

さて、つらつらと裏話を書いてまいりましたが
音楽は音楽としてそこにあります。

音楽は成功体験の成果として存在するわけではないので、このnoteは「へー!」で大丈夫です。

アイドルは物語をたのしむもので、アイドル性のあるたのしい屋さんとしてはそこを味わってもらえるのも有り難いんですが、音楽が物語の成果物になると本末転倒なので!これから諸君が聴いて生活に馴染んだりたのしんだりしてもらうことこそが、本望です。物語は諸君がつくります!

聴いてもらえばそれがすべてなので、曲そのものを純粋にたのしんでもらえたらと思います。(これだけ書いておいて、矛盾しているようですんまへん)
...

はい!以上かな!
うわー!つべこべしていて恥ずかしいな!
文章を読むことが好きな人とオクヤマを好きな人しか読めない長文を書いてしまったかもしれぬ。

でもね、たくさんの方の力をお借りして出来たこの音楽。ラブレターを書きたかったんですね。

ほんとうに言いたいことはただひとつ

【食べたらなくなる美味しいお餅】聴いてね!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

◯曲やnoteの感想はよければ #さすがオクヤマウイ のハッシュタグをつけてください〜!さすがなのはわたしじゃないんだけどね。わたし関連のまとめタグなのですみませんね…

◯耳より情報
ソロとプリチョモが一気に観られるイベントがあります!

この日は前世グループと暖簾分けしていた楽曲群が歌える最後の日でもあります。オクヤマウイが歌ってきた・歌っていくすべてを一挙に観られる日はこの日だけ!

5/30(木) OP18:00/ST18:30
新宿SAMURAI pre.
「PARTY NIGHT〜5月病を吹き飛ばせ!
労りのワンコインライブ!〜」

労働前後に参加の方 ¥500
お休みだった方 ¥1000
5月生まれの方 ¥0 各+1D

▼ご予約はこちらから!


※以下注釈

※1 プリチョモ
「かわいくたくましく、ちょっぴりおバカに頂点目指す」グループ、プリティチョモランマ組合の略称。3月にデビューするもお披露目前に1人、4月に2人が脱退。オーディションに受かっておりそろそろ加入予定だったオクヤマはそれを受けて急遽5月5日に電撃加入した。現メンバーは黄色担当せーらぽん、ぱにゃにゃんグリーン担当ぬ。みる、社畜ホワイト担当オクヤマウイの3人。

※2 服部フェス
大阪で一番売れてないアイドル(←もう嘘です!)「くぴぽ」のまきちゃんが主催する音楽フェス。本名の服部真希にちなんで大阪 服部緑地野外音楽堂で開催。かねてより交友のあったオクヤマは、前世グループで第一回に出演。その後はプライベートで訪れたり、ボランティアスタッフで関わらせてもらっている。

▼オクヤマウイX

▼後藤まりこさんX

▼小倉ヲージさんX

▼プリティチョモランマ組合
 ※フォロワー1000人チャレンジ中!

↓加入時の密着映像

↓プリチョモライブ映像

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