ブランディングってなんやねん!愛媛編
みかんは地域通貨であり外貨
11月末から1月の中頃までをピークに、みかんは愛媛のお茶の間を賑わす。ご近所のあいさつやお礼の品、子どもたちへのおやつなど、さまざまなシーンで登場する。現在では中国などの輸出もあり、高いものでは1個2,000円にもなるという。
みかんで外貨を稼ぎ生計を立てる農家さんもいる。愛媛のみかんはコミュニケーションのきっかけであり外貨を稼ぐ力がある。内にも外にも親しみやすくおいしいものなのだ。
ブランディングとは
メーカーや産地がお客様にとって良いイメージを植え付ける取り組みを「ブランディング」という。愛媛でブランドといえば今治タオルも有名だ。2006年から著名なデザイナー佐藤可士和がブランディングし話題となった。
ブランディングには3つの柱が必要だ。
1.当事者たちの継続や拡大の意識。
2.元々の自力(技術力・知名度)
3.お客さま目線
今治タオルは織物の技術である絣(かすり)の日本三大産地の一つ「伊予絣(いよかすり)」を応用した産業だ。和服が減少し、絣も減少したが日常品であるタオルに技術を転用した。
絣は模様を出すことを主としているが今治タオルのブランディングは生地の品質に着目した。お客さまは模様の出し方よりも生地の触り心地に興味がある。お客さまが手に取りやすい形が大切だ。
先入観にとらわれず、世の中を見極める力と続ける情熱がブランドをつくり、産業をつくり、仕事をつくる。
【参考】
「愛媛県はなぜ日本有数のみかん産地か」
https://www.pref.ehime.jp/h35500/7757/documents/page1-4.pdf
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