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腹が減っては戦はできぬ!

「腹が減っては戦はできぬ」とはよく言ったもので、どの時代どの土地を切り取っても大きな戦が起こる時はききんや農作物の不作が続いた時だという。

愛媛県に暮らし始めて驚くのは賃金の低さ。地域によっては年収200万以下の人も少なくない。最低賃金も東京の1,072円に対して853円。しかしお金がないからといってそこまで不幸には感じないのだ。

食べ物に関してはほとんどの人が親戚をたどればお米は買うものではなくもらうもの。みかんには言うまでもない。供給基地「田舎」との距離が近いため、魚釣りをする人も近所にはいてもらえることも多い。食費はお肉を買うくらいだ。お肉に関しても人によってはイノシシやシカの猟銃士が近くにいて届くというのだから、「食」に関して言えば調理方法さえわかっていれば本当に贅沢なものだ。

ここ数年、電気代とガソリン代の値上がりが激しい。電気代に関しては1.5倍くらいの値段をしているところもある。今後、国際競争力が落ちれば輸入に頼っている物産は値上がりすることも予想される。

お腹がいっぱいであれば、貧乏であれ暮らせるもの。これから豊かに暮らすには自分で作れるものを増やす、作れる人と繋がるというのが大切なような気がする。

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