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「もっと写真が楽しくなる!『映え』る写真講座」活動レポート!

こんにちは、大川市文化センターです。お天気にも恵まれ、美しい秋晴れのもと無事に講座を実施することができました。それでは早速、11月19日(日)「もっと写真が楽しくなる!『映え』る写真講座」の様子をお届けします!

今年もやります!大川の写真講座

 

写真講座の講師は、昨年に引き続き、写心家・山路和彦先生!
カメラメーカーに勤務しながら、各地で撮影会やセミナーを積極的に行われています。
昨年開講した写真講座では、参加した受講生から「すごく勉強になった」「撮るのが楽しくなった!」「また受講したいです」と絶賛の声が多く寄せられました。ありがたいことに、今年も快く講師を引き受けていただきました。

担当より活躍したのは……○○!?

昨年は家具ブランド・丸庄(MARUSHO)のショールームで撮影を行いました。
「今年は外で撮影しよう」ということで、あるものを準備しました。それは……撮影用の小物です!

山路先生曰く、「散策しながら被写体を見つけられない方のために、小物を用意すると撮りやすい」とのこと。例えば、鍵。鍵を枝にひっかけてみることで、ストーリー性を演出したり自己表現ができたりするんだそう。そこで職員にお願いして、さまざまな小物をもってきてもらいました。

職員が趣味で集めているミニカーや、母の手作りクリスマス人形、ちいかわのミニフィギュアなど多種多様に集まりました。先生が小物をチェックしていると、あるものに目が留まります。

「あっ……これ、いいですね!」
「これですか? ええっと、たしか職員が100均で買ったそうです」
「写真の勉強をするのにぴったりです! 僕も買おうかなぁ」
(そこまで……!?)

山路先生のお眼鏡にかなった小物とはいったい何でしょうか? 上の写真の中に答えがあるので、ぜひ予想してみて下さいね。さて、お次はお待ちかねの講座の様子をお届けします!

午前の部は「スマホ・コンパクトカメラ向けコース」

まず最初に、山路先生自ら作られた動画から始まります。

先生が実際にスマホを持ちながら、身振り手振りを交えてスマートフォンの特徴などを説明します。

実践的で使える内容をメモするため受講生たちはペンを走らせていました。
「写真の勉強をするのにちょうどいい小物があるので、それを使ってみましょうか」
そういって、山路先生が手に取った小物。それがこちら!

正解は、男性の彫刻象です!
先生はスマートフォンのライトを当てて影を作りだすと、撮影に適した光の向きについて説明を加えていきます。確かに、光の向きが変わるだけで顔の映りや影のかかり方が大きく変わり、受講生の皆さんも納得したように頷いていました。

「この角度から光が当たると、顔のシワとかが目立ってしまうので絶対に撮ってはダメです!」
軽快なトークを交えながらしっかりと写真を撮るコツを学びました。さて、いよいよ実践タイムです。

受講生の皆さんは小物を手に取って、近くの大川中央公園へと移動します。

「画面をよーく見ててくださいね。例えば、風景を撮影するときは……」
山路先生をぐるりと囲み、受講生たちは野外での撮影のコツを学んでいきます。

一通りレクチャーが終わると、受講生は各々に撮影を開始。光の向きや影を意識したり、小物を使ったりして、受講生たちは学んだことを実践します。撮る高さを変え、影を見つけたら小走りし、木の窪みに小物を置き……。真剣なまなざしで黙々と撮る姿はとても素敵でした。

撮影タイムが終わり、最後のまとめの時間です。
「集合写真を撮るときってどうすればいいですか?」
「黒い犬を撮るとき、うまく毛並み感を撮ることができなくて……」
受講生からの質問に、的確なアドバイスで応える山路先生。

講座が終了した後も、先生の周りには質問をする受講生で溢れていました。以上で、午前の「スマホ・コンパクトカメラ向けコース」は終了です!


午後の部は「レンズ交換式カメラ向けコース」

午前の部とは打って変わり、絞り・シャッター速度・ISO感度など本格的な内容を学んでいきます。
プロジェクターとカメラを繋いでの実演はより分かりやすく、座学の理解が深まりました。

「普段どういったもの撮られますか?」
「子どもがスポーツをしているので、その様子とか……。あと、集合写真とかも撮ります」
受講生が普段撮るものについて聞き取りつつ、そのシチュエーションごとに解説を加えました。スマートフォンやコンパクトカメラではできない表現の世界は奥が深そうです。

さて、お次は待ちに待った撮影タイム!時刻は15時前後。午前の部と比べ日差しの向きも変わり、いくらか撮影しやすい天気となりました。

早速、『スポーツをしている様子を撮るにはどうすればいいのか?』という受講生の悩みを掘り下げていきました。
「普段撮るとき、どんな設定で撮っていますか?」
「スポーツモードで撮ってます」
「なるほど。では、一旦Sモードにしてみてください。シャッター優先モードです」
口頭でアドバイスを伝えると、合わせて受講生もカメラの設定を変えていきます。

「はい!では僕が今から動くので、それを撮ってみてください。いきますよ~」

そう言うと、先生は激しく動き出します!受講生が一斉にカメラを構え、先生の姿を追いかけました。撮れた写真の仕上がりを見た受講生からは驚きの声が上がります。
「すごい!ブレてないです」
「ちなみに、こういう変更をしてあげるとまた変わりますよ」
「おお~」

動く被写体を撮る実践が終わると、緊張感漂う雰囲気は、和気あいあいとしたものに変わりました。受講生からぽんぽんと飛び出る質問や雑談に応えつつ、秋晴れの撮影を楽しみます。

充実した時間はあっという間に過ぎていきます。公園の蛇口を見つけた山路先生はそれを教材に仕立て上げました。
「水もね、撮ると面白いんです。では、僕の言うとおりに設定を変えてみてください」
「はーい」
「よし、いきますよ」

先生が勢いよく蛇口を回すと、連続したシャッター音が響きました。色々な設定で撮ったものを見比べながら、水を撮るときのコツまでしっかりと学びました。

以上で、午後の「レンズ交換式カメラ向けコース」は終了です!


おわりに

いかがだったでしょうか。今年の大川わっかもん講座の第2弾として、「もっと写真が楽しくなる!『映え』る写真講座」の様子をお届けしました。

昨年に引き続き、快く講師を引き受けてくださった山路先生、ありがとうございました!そして受講してくださった皆様、本当にありがとうございました!
写真講座はこれで終わりではありません。12月10日㈰にもレンズ交換式カメラ向けコース(2回目)がありますので、その様子をお伝えできればと思います。

                   大川市文化センター職員 福山

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