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ゆめいるか書房
2022年5月26日 12:41
粒ぞろいの句集を頂いた。句集は良かった句にふせんをつけながら読むのだが、この句集はふせんだらけだ。そこから評を書きやすい句に絞ったが、それでも量があった。桜の夜ひたひ触るればされかうべ梶井基次郎の『桜の樹の下には』を思い出す。この句は死体ではなく自ら中の骨を意識していて、中原中也の『骨』の詩も思い出す。桜から死を連想させ、それは桜の樹の下という他人事ではなく、骨のような自己に内在した問題