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俳句・句集

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2022年5月の記事一覧

鈴木光影句集『青水草』(あをみくさ)を読む

鈴木光影句集『青水草』(あをみくさ)を読む

 粒ぞろいの句集を頂いた。句集は良かった句にふせんをつけながら読むのだが、この句集はふせんだらけだ。そこから評を書きやすい句に絞ったが、それでも量があった。

桜の夜ひたひ触るればされかうべ

梶井基次郎の『桜の樹の下には』を思い出す。この句は死体ではなく自ら中の骨を意識していて、中原中也の『骨』の詩も思い出す。桜から死を連想させ、それは桜の樹の下という他人事ではなく、骨のような自己に内在した問題

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