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お笑い初期衝動

6.「何もわからない」という楽しさ

さあ、今すぐお笑い芸人になるぞ!
と言いたいとこだが。

はて、一体どうやってお笑い芸人になればいいのか。そのルートがさっぱりわからない。。

僕はサラリーマンをやめたばかりの、単なる一素人。
ましてや、当時はネットも普及してなかったので、検索して調べるなんてこともできない。

僕は、何をどうしたら芸人人生が始まるのかが、皆目わからなかった。

何もわからないのにサラリーマンをやめるとは、計画性がないにも程があるってなもんだが。
わからないなりにとにかく行動をおこして、結果道が開けていく。そんなのも楽しかろうと感じていた。

決まったレールの上をただ歩くような人生など、もうまっぴら。そんな思いもあった。
レールを外れる解放感。自由をこの手に!

先が見えないことこそが、逆に僕をワクワクさせていた。




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