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お笑い初期衝動

103.コントのような出来事があった


前回、コント『学校で1回も喋ったことない奴が、急に家に遊びに来た』の台本を載せたわけだが。

そういえば昔こんなことがあったなぁというのを、ふと思い出した。
『学校で1回も喋ったことない奴が、急に家に遊びに来た』というコント設定を、僕はまさに現実に1回経験していたのだ。

あれは何だったんだろう・・と未だによくわからない出来事なのだが。
この機会に、そのときのことを記しておこうと思う。

あれは僕が中学生だった頃。
ある日、学校から家に帰ったら、学校で1回も喋ったことのない女子がなぜか家に来ていたのだ。

その女子は同じクラスだったか、もしくは、同学年の別のクラスの女子。
とにかく、1回も喋ったことのない人なのだ。

僕はそれはもう驚きました。
いや、驚いたというか、「これってどういう状況??」という、何が何だかさっぱりわかりませんでした。

今思えば、「○○さん、今日はどうしたの?」とか、直接きけばよかったんでしょうが。
何が何だかわからなさ過ぎて、僕は頭がフリーズしちゃって、何もきけませんでした。

その女子も、元来無口な人なのか(喋ったことないから性格もわからない)、一言も発しません。

そして、家に来た理由もわからないまま、会話もなく、ただTVに目をやる時間が流れ。
僕が帰宅してから1,2時間が経った頃に、その女子は帰っていきました。

その時、家には母親もいたんですが。
母親も、僕に「あの子は誰なの?」とか改めてきいてくることもなく。その女子が何と言って家に来たのかも、特に母親から説明してくることもなかった。
おそらく、僕同様に、母親も頭がフリーズしてたのでしょう(笑)

その女子が帰った後も、しばらく頭がフリーズしてた僕は、母親に「何て言って家に来たの?」と確認することもなく。
また後日、学校でその女子と顔をあわせることがあっても、今まで通り、何も会話をすることはなかった。まるで家に来たことなどなかったかのように。

結局未だに、あれは何だったんだろう。。
という出来事のままです。

いつかどこかでその女性と再び会う機会がもしあれば、その時のことを、是非話してみたいなぁと思う。
といっても、1回も喋ったことないから、もう顔も名前も全く覚えてないんだけどね。

まあ、長い人生、答えのわからないままのことが1つや2つあってもいいのかもしれない。



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