見出し画像

お笑い初期衝動

85.失意の中、思い出した言葉は

「奥山は、田中三球の操り人形なんか?」

養成所担当大江さんのこの言葉により、見る人によっては、「奥山は単なる操り人形」と解釈されることがわかった。

"操り人形"というのは、言ってみれば、今の時代でいう、"じゃない方芸人"とほぼ同義であろう。
アメトーーク!でやってたアレだ。
つまり、"存在感の薄い方芸人"、"重要性少ない方芸人"といった意味合いだ。

今後も、僕が頑張ってコンビをより面白くしたとて、"じゃない方芸人"として見られ続けるのだろうか?
僕の評価には何ら繋がらないのだろうか?
これでは頑張れば頑張るほど、報われなさ加減が大きくなるだけ。

じゃあ一体どうしたらいいんだ…。

しばしやり場のない失望感に包まれたが。
その時、僕はいつか聞いたこの言葉を、不意に思い出した。

「コンビは仲悪くなってからが、本当の勝負」



ここをポチッとすると、ボクをサポートできるんだって。 うっふん。