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お笑い初期衝動

117.新しい相方に求めるもの


理想の新コンビを結成するためには、当たり前だが、新しい相方が必要だ。
「僕とコンビ組みませんか?」を、一体誰に言うべきだろうか。

ドルバッキー、煮汁、ジルと、1年弱で早くも3つのグループで挫折してしまっている。
後がない。もう失敗はできない。
切羽詰まった気持ちになっていた僕は、次のコンビ結成は、しっかりと熟慮して決めようと考えていた。


お笑い初期衝動|奥山ツンヂ|noteで、自分の笑いを作り上げるには何が必要かを詳細に分析している。
こんな文があったことを、改めて引用しよう。

『ジルでやってたときよりも、もう少しベタめでいい。もう少し声を張っていい。そうすることで、より僕らしいものができるはず。』

もう少しベタでも、もう少し声を張っても。
ここが僕の重要視してた点で。
この要素を新相方がもっていれば、コンビとして、僕の理想の世界観を表現しやすくなる。そう考えた。

養成所で会話したことがある人の中で、もう少しベタめに、もう少し声を張れる人となると誰だろうか。
とりあえず、何人かの名前をノートに書き出してみた。

既にコンビを組んでる人から略奪するのは、僕の性に合わないしな…。

性格が合わなさそうな人も避けたいよな…。

う~む。。

あれやこれやと考えた結果、条件を満たす人が1人だけいた。

僕は、代走みつくにという先輩芸人に声をかけることに決めた。




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