![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/59804799/rectangle_large_type_2_7fba1d55b8308c73f4daaf50cb07764e.png?width=1200)
お笑い初期衝動
35.夏休み明けのような
筋肉少女帯のPVを見た余韻が残る中。
「もうこれはこの辺にして、ネタの話し合いをしよう。」と川田が言った。
しかし、冷静に考えると。
川田は僕とコンビを組むためのエサとして、「筋肉少女帯のPVを見れるよ」という特典をちらつかせ、そこに僕が安直にとびついたわけで。
エサをあっという間に食べ終え。ここからはネタの話し合い。
そうなると途端に、川田とのコンビ結成は大丈夫なのだろうか…と我が進路を不安視する気持ちが出てきた。
川田とは筋肉少女帯好きという共通項はあるとはいえ。好きな笑いがちかい訳では決してないだろうことは、彼と会話する中で、うっすら気づいていたのだ。
うーむ…。
いや、ネガティブに考えてもしょうがない!
もう川田とのコンビを結成したのだ。
やるからには、できる限りいい方向にやっていくしかない!
夏休み明けの最初の登校のような、なんともいえない億劫さに襲われかけたが。
僕は改めて気をひきしめ、ネタの話し合いに入ることにした。
ここをポチッとすると、ボクをサポートできるんだって。 うっふん。