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一体誰の人生を生きてるの?

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HSP気質との関連性は定かではありませんが、HSPであることが自分の性格傾向に拍車をかけている気がすることを綴っています。
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HSP気質の私は「断る」ことが大の苦手です。特に何かを期待されている場合。

「断ること」=「期待を裏切ること」だと感じる。私の中ではそれは「悪」。だからなおさら断れない。

意を決して断ってみても、そのあと罪悪感に苛まれ、いつまでもいつまでも引きずって「自分ひとり反省会」が続く日々。とても苦しい。「断る罪悪感」を感じるくらいなら、無理して自分に嘘をついてでも「はい」と引き受ける方がマシ。これまでそんな風に生きてきました。

最近、義母に就職するよう勧められるという状況に直面しました。仕事の内容は営業。私の苦手分野。だけど義母は「良かれと思って(←ここが曲者)」、話をポンポンと進めていく。

極めつけの一言は「紹介先の方がものすごく喜んでるから!」。そう言われると断るハードルがグンと上がってしまう。なんとか期待に応えなければ…という私の中の変なマイルールの発動。80%くらい営業職に就職する気になってしまいました。

今回もこれまでの人生と同じように、一番嫌だけど一番罪悪感を感じなくて済む「人の期待に応えてしまおう」を選択しそうになりました。嫌だけど、自分の意思を主張しない方が私にとっては居心地がいいのです。これまでと同じ道を進みたがる自分との戦い。

でも、どこかで修正しなければ、いつまでも同じ軌道をグルグルと回り続けてしまう。

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だから今回は2つ、今までと違う選択をしました。ひとつは信頼している友人に「話を聴いてほしい」と助けを求めること。もうひとつは「No」と義母に伝えること。

結果として、今回は初めて自分の思う道を進むという選択ができました。

私はこれまで「母親」の期待に応えようと生きてきました。私の人生は「母の選択」で埋め尽くされていたのです。どこを見ても自分の選択は見つからない。私は私の人生を選んで生きてこなかった。

今回はどういう結果になろうとも、自分の生きる道は自分で選んで自分で責任を取ろう。そう心に決めました。

義母の言うことの方が、社会的には正しかったかもしれない。でも私は正しくなくてもいいから自分の人生を生きたい。

今回自分で選択をしたことに後悔はありません。

私は私の道を自分で選んで歩いていけばいい。上手くいかなかったら、その都度自分で考えて自分で再度選べばいい。

そんな簡単なことが、40年以上もできていなかった。

自分を変えるのは、一見大変そうに感じるかもしれないけれど、実は意外と簡単なことなのかもしれません。必要なのはほんの少しの勇気だけ。

それでこれからの人生が変わるならば、ちょっとだけ頑張って勇気を出してみる価値はあるかもしれませんね。

あなたのお気持ちとコーヒー1杯で半日がんばれます! 私にエッセイを書き続けていくエネルギーをください!