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[初心者向け]クトゥルフ神話TRPG 解説

こんにちは。鎌田です。

今回は「クトゥルフ神話TRPGとは何ぞや?」という話をします。

予め言っておきますが、かなりざっくりとした紹介になるので詳細が違っていてもご了承くださいね。

それではどうぞ。


TRPGとは

クトゥルフ神話TRPGの紹介をする前に、まずは「そもそもTRPGって何なんだ」ということを軽く話します。

TRPG。略さず言うとTabletalk-Roll Playing Game。大層なお名前ですね。

いわゆる普通のRPGと違うのは、先頭に「テーブルトーク」とついているところ。
その名の通り、TRPGとは「口頭での話し合いによって進めるゲーム」のことです。

「話しながら進行するゲーム」というと、人狼とかウミガメのスープが近いかもしれませんね。大体ああいうイメージです。

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ああいうイメージ

ただ、上に挙げた人狼とかのゲームとTRPGには違いがあります。それが「ロールプレイング」という要素です。

「ロールプレイング」…つまり「キャラクターになりきる」ということ。TRPGでは、架空のキャラクターになりきって会話を進めて行きます。

例えば、快活な好青年のキャラクターを作成したとしましょう。あなたがこのキャラを動かす場合、あなたは快活な好青年になりきる必要があります。

その場合、仮にあなたが普段は誰にでも敬語で接するような性格だったとしても、このキャラが同年代の相手に敬語を使うのは不自然と判断すれば「おはようございます」と話すのではなく「おはよう!」と話す方がより適切なロールプレイと言えるでしょう。

「何人かのプレイヤーが自分のキャラになりきって会話をしながら進めていくゲーム」
これが、TRPGの大まかな概要になります。


クトゥルフ神話 とは

TRPGについて説明したところで、今度は「じゃあクトゥルフ神話って何なんだよ」という話をしますね。

クトゥルフ神話とは何か。大雑把に言うと
「H.P.ラヴクラフトという作家さんが書いたホラー小説が元ネタになって、盛んに行われている2次創作の総称」といった感じです。

もっとざっくり言うと、「気色悪い化け物が出てくる陰気な話」って感じですね。
怒られそう。

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↑クトゥルフ神話に登場する化け物たち。
「神話生物」とか「邪神」って言われたりする。
イラストはデフォルメされているけど、実際はもっと気色悪い。(ていうかいらすとやさんすごいな…)


クトゥルフ神話TRPGとは

さて、クトゥルフ神話とTRPGの説明を終えたところで、やっとクトゥルフ神話TRPGの説明に入らせていただこうと思います。

先ほど、TRPGではキャラクターになりきってゲームを進めると説明しました。
どういうキャラクターになりきるかは、TRPGの種類によって変わります。

例えば剣と魔法の世界の住人だったり、日本に隠れ住む忍者だったり。

では、クトゥルフ神話TRPGではどのようなキャラクターになりきるのか。

クトゥルフ神話TRPGでは、魔法も忍術もない我々の世界と同じような世界で暮らしている人になりきります。つまり、ただの一般人です。

我々の世界と違うところは、邪神とさえ表される宇宙的恐怖が存在する点のみ。

そんな宇宙的恐怖に哀れにも巻き込まれてしまった一般人。それがクトゥルフ神話TRPGにおける主人公です。

もちろん矮小な人間ごときが数々の神話生物に敵うわけはないのですが(一部例外はいるけど)、それでも恐怖に立ち向かい、時に正気を失うのがクトゥルフ神話TRPGの醍醐味となります。


クトゥルフ神話TRPGの魅力

では最後に「私はクトゥルフ神話TRPGのこういうところが好き!」という話をして終わろうと思います。

もちろん色々な魅力があるのですが、個人的には「自由度の高さ」が他にはない魅力だと感じています。
(なんか就活みたいな文章だな)

例えば普通のゲームだと
「机の上に黒い液体の入った小瓶がある。取りますか?→YES/NO」って感じの選択肢が出て、それで終わりじゃないですか。
この場合、プレイヤーはYESかNOの2択しか選べないですよね。

しかし、クトゥルフ神話TRPGは話し合いで進めるゲーム。KP(キーパー。ゲームの進行役。人狼のゲームマスターみたいなもの)とプレイヤーの会話でいくらでも描写できるので、自由度はかなり上がります。

先ほどの例で言うなら
KP「机の上に小瓶が見えますね。何やら黒い液体が入っているようです。」
PL「ふむ…。私のキャラは慎重な性格なので、すぐに開けたりはしないでしょう。まずは手に取ってひっくり返してみます。粘性はあるんですかね?」
KP「そうですね。ドロリとした感じでゆっくりと流れていきます」
PL「では蓋を開けて匂いを嗅いでみます」
KP「どうぞ」

みたいな感じで探索ができるわけです。
光に透かしてみるとか少し舐めてみるとか、プレイヤーの想像次第でいくらでもできるわけですね。

…そもそもTRPG自体比較的自由度の高いゲームではありますが、クトゥルフ神話TRPGはその中でも特に自由度の高いシステムになっていると思います。キャラになりきるのが好きな人にはかなりおすすめです。


まとめ

はい。ということでクトゥルフ神話TRPGの紹介でした。

詳しいゲーム進行の流れとかルールとかは、基本ルールブックを見てください。
ちょうど最近15年振りに新版が出たので、始めるなら今がチャンスですよ!

あるいはリプレイ動画とか見てみると、何となく雰囲気が分かって楽しいかもしれませんね。
数あるリプレイ動画の中でも評判が高い、スタヂオひまつぶしさんの「沼男は誰だ?」とかちょうど最近完結しましたし、是非見てみてください。

https://www.nicovideo.jp/watch/sm25832985

皆さんの良きTRPGライフを祈っています。


それではまた次回。
ご清覧ありがとうございました🌽

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