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カレーパンを卵でとじてみる


こんにちは。鎌田です。

2021/04/24の独白をお届けします。

秋田に来てから、食べたことのない卵とじ料理に出会う機会が何度かあった。

上記のnoteに加え、先週は「牛とじ丼」という、牛肉を卵でとじたものに遭遇した。
探せばまだまだあるのかもしれない。


様々な卵とじ丼に遭遇していく内に、私はある共通点に気がついた。
どの卵とじ丼も、油っこい料理を卵でとじているのだ。

カツ丼を始め、エビフライ、唐揚げ、牛肉(揚げ物ではないがとても油っこかった)など、どれも「油っこい+卵とじ=美味しい」の法則に従っているように思える。

そこで考えた。

…この法則に則れば、どんな揚げ物でも美味しくなるのでは?

そもそも私は揚げ物が苦手だ。
別に嫌いなわけではないのだけど、何口か食べると「もういいかな」という気分になってしまう。

しかし、卵でとじて美味しくなったとあればどうだろう。最後まで美味しくいただけるのではないだろうか。

ということで、実際にやってみた。


何をとじるか

今回は、カレーパンを卵でとじてみようと思う。
何故数ある揚げ物の中からカレーパンを選んだかと言うと、私の一番苦手な揚げ物料理がカレーパンだからだ。

今回の検証によって、苦手克服につながることを期待したい。


カレーパンとじ丼の作り方

材料はこちら。

お米 お茶碗1杯分
カレーパン 1個
玉ねぎ 1/2個
卵 2個
水 50ml
料理酒 大さじ1
みりん 大さじ1
しょうゆ 大さじ1
砂糖 小さじ1
顆粒和風だし 小さじ1
福神漬け 適量

(ほとんどクラシルのカツ丼のレシピから抜粋してます)

手順

1.玉ねぎを薄切りにする

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2. 鍋に玉ねぎ、水、調味料の材料を入れて熱する

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3.カレーパンを食べやすい大きさに切る

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…カレーパンを包丁で切ったの初めてかもしれない。

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断面はこんな感じ。一応具材も入ってるんですね。


4. 玉ねぎがしんなりしたら、3のカレーパンを入れる

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5.卵を入れて、

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蓋を閉じて蒸らす

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6.器に盛り付けて、福神漬けを添えれば完成!

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食べてみた感想

結論から言うと「カツ丼食べたいな…」という気分になった。

玉ねぎや卵だけを食べるとそれは間違いなくカツ丼なのに、衣を箸で掴んだ瞬間それが幻覚だと気づかされる。
終始かっかりした気分にさせられた。


美味しくなかったわけではない。
カツ丼を食べていたら急にカレーパンの味に変わってしまうのも面白かった。

ただ、致命的な欠陥として「他の揚げ物の衣とは段違いに、パン生地がめちゃくちゃ水分を吸う」という問題があった。

これのせいで「べちょべちょのカレーパンを食べながら、ちまちまカツ丼の残り香を味わう」という悲しい事態が発生。
カレーパンはつゆを吸おうが全く味が変わらないので、完全につゆを吸わせ損だった。このつゆ泥棒め。

加えて、いくつか目論んでいたことがことごとく外れたのも残念だった。

実は、今回カレーパンを選んだ理由は「苦手だから」以外にもう一つあった。

「カツがなくても卵や玉ねぎだけでカツの存在を感じられるなら、カレーパンと合わせればカツカレーみたいになるのでは?」

冷静に考えたらそんなわけないのだが、ひょっとして…と思ってしまったのだ。
案の定空振りに終わった。

そもそもカレーパンのカレーは、普通のカレーの味とは違う気がする。
何というか「カレーパン味のカレー」という概念が別個に存在するように思える。

この時点で、仮に合わさったとしてもカツカレーにはならないことが明白だった。
自分の浅慮さが悔やまれるばかりである。

また、福神漬けが予想に反して合わなかったことも反省点だ。

「カレーだから福神漬けが合うだろう」という短絡的な思いつきだったのだが、これが失敗だった。

卵とじ丼自体が甘めの味つけである以上、甘い福神漬けはしつこさを加速させるだけで箸を進めてはくれなかった。
彩りが綺麗なのは高評価だったが、紅しょうがとかの方が良かったように思う。


まとめ

ということで、カレーパンを卵でとじてみた感想でした。

これ思いついた時は結構わくわくしたのだけど、後で調べたら割と出てきて残念だった。
私は卵とじ丼業界に疎いのかもしれない。

本日の独白は以上となります。

それではまた次回。
ご清覧ありがとうございました👵

ここに文章を書くことで誰かがサポートしてくれるなんて、そんな都合の良い話あるわけないよな…いやまさかそんな…ねぇ?