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居心地のいい空間

数日前ウユニ塩湖に来ました。
ウユニ塩湖はボリビアにあり、雨季に一面が鏡張りになり幻想的な景色を映し出すことで有名です。

実際こんな感じの写真が撮れたり。

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自分が異世界にいるような、そんな空間が広がっていました。

そんな鏡張りを見ようと毎年雨季のシーズンには大勢の日本人と韓国人が押し寄せます。(ちなみに乾季のシーズンは欧米圏の人が増える)

ウユニ塩湖行きのツアー会社の周りには、見渡す限りアジア系の人たちが。 ここはアジアなんじゃないかって思ってしまうぐらい多い。

そういうわけなので、ツアーの参加者のほとんどが日本人と韓国人で占められています。

ツアー会社の周りでは、以前一緒のグループだった人たちや、今から一緒になる人たちの会話が。

・どこの国を今まで回ってきたのか
・お互いの国のオススメの場所
・好きな国

旅人同士のよくある会話が、国籍を越えて飛び交います。

近年政治で対立していることもあって、関係性が危惧されますが、実際こういう空間にいるとそんなことも忘れてしまうような穏やかな心地に。(前述の写真も仲良くなった多国籍メンバーで撮った写真) 旅人はリベラルな人が多い。

あぁ、ウユニ塩湖の異世界感溢れる空間もいいけど、こういう温かい空間も好きだなぁとか思いながら、数ヶ月前のことを思い出しました。


当時僕は、イスタンブールの宿で、アメリカの方とキッチンで料理を作りながら談笑していました。


そんな中、一人の男性がキッチンに入ってきます。
共有スペースで旅人同士が仲良くなるのは往々にしてあることです。

イスタンブール市内で行ったほうがいいスポットの情報共有や、トルコ料理の話なんかをして盛り上がり、「そういやどこから来たの?」みたいな話に。

「イランから旅行で来てる。」「俺はアメリカから。」

そして、自然な流れでお互いの国の観光地や文化の話などが始まりました。

政治的に対立していようが、そういうことは全く関係なく、旅人同士の会話で終始盛り上がります。

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(イスタンブールの宿にて)


これは上手く言葉に出来ないのですが、旅人特有の空気感っていうのを感じることがよくあります。
国や文化などのバックグラウンドは違えども、旅人っていう同じ境遇ののなかで会話をしている感覚。


ちょっとした重なりが、他の全ての違いを認め合い、越えていけるような関係性っていいなぁと思ったって話でした。


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