見出し画像

人間味のある文章

濃厚接触になったので、数日間一人で過ごすことになった。

普段シェアハウスに住んでいるせいか、
人がいない生活にそわそわしてしまう。

ハウスメイトと話し、夜になれば寝てという生活になっていたこともあり、休みの日はいっそのこと一人で最大限ダラダラしてしまおうと心に決めた。

まずはNetflixで配信が始まったホラー映画「呪詛』を観た。いまいち分からなかったのでもう一度観た。なんとなく概要が掴めてきたので理解を深めるためにまた観た。自分の理解力のなさに絶望する。

次に『呪詛』の関連映画として出てきた『ミッドサマー』を観る。北欧のカルトに焦点を当てたホラー映画で、北欧神話について多くの紹介があった。
共に単なるドキドキ感を感じられるホラー映画というよりも、宗教や民間伝承の気味悪さが色濃く出ていた。

その流れで中田敦彦が投稿している北欧神話の解説動画を観る。ユミルという原初の巨人がいると紹介している。進撃の巨人が北欧神話の要素が散りばめられていることが分かり、進撃の巨人のあらすじを振り返る。
また北欧神話に戻り、その勢いでギリシャ神話、古事記の解説動画を観終えると夜になっていた。離れた世界で普遍的な題材が描かれているのが興味深い。
昔、比較神話学の勉強をしたいと思い、ギリシャ神話から読み始めたが、途中で飽きてやめてしまったのを思い出した。急がば岩波文庫から始めるなと現代のことわざに載せてもいいと思う。

中田敦彦の歴史の解説動画が上がっていることは以前から知っていた。
世界一周中、行った国の歴史を知るために視聴している旅人が一定数いて、分かりやすいということは聞いていたからだ。高校時代に出版社違いの世界史の教科書を5冊買い揃えていた世界史オタクだったこともあり、そんな動画だけで世界史が分かってたまるかと謎のプライドが中田敦彦の動画を遠ざけていた。
そんな自分も、あまりの動画の面白さに悔しくなり、床から崩れ落ち、咽び泣いた。(大嘘)

自分で決めたことではあったが、一日中携帯を見続けて過ごしたことに強い罪悪感を感じながらベッドに寝転がってTwitterをいじる。

世の中の流行りを勉強するため、きつねダンスの踊ってみたツイートを観て一緒になって踊っていると、あるツイートが流れてきた。

スクリーンショット 2022-07-20 18.41.34

『 ってなんやねん。
そう思って、調べてみると、ただリプライでのやり取りがあるだけで『以降の話がない。
アカウントを調べると、情報商材を売ってるのでラインアカウントに登録してくださいみたいな固定ツイートが(そこまで露骨には言ってない)。

フォローしているアカウントのツイートを見ると、似たようなレトリックのツイートで溢れていて、なんだか辟易してしまった。

少数が使っているだけならまだしも、あまりにも蔓延しすぎている。
その表現のせいで、その人らしさが失われ、ビジネスっぽさが生まれてしまっているように感じた。
うーん、何だか気持ち悪い。

ビジネスシーンに置き換えて考えてみる。

「心より深くお詫び申し上げます」と謝ると、「謝るだけで済むと思うな」とかえって怒られた。いかにもビジネスっぽい表現のせいで余計に怒っているのではないかと思い、「ごめんねごめんね〜」とU字工事風に謝ってみると、その人は『



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?