【行動経済学③】子どもに『○○はしちゃダメ!』と言う教育はダメな理由
行動経済学に関する本を読んでいます。
学んだ情報は、
①ノートに整理してまとめ
②自分なりの例えを考え
③誰かに説明する
これができると、単に右から左に抜ける情報ではなく、血となり肉となる情報に変わります。
そのため、noteを利用して、定期的に上記①〜③をやっていきます。
今回はその第3回目です。
過去の2回はコチラ↓
そもそも行動経済学って何?という方はぜひ第1回目をお読みください。
ハロー効果
何かを評価する際に、目立ちやすいパッと見て分かる特徴に基づいて判断すること
例えば
東大卒 =優秀
アフリカ人=視力や運動神経が良い
メガネ =真面目
ビジネスで取り入れられている代表格はCMなどの広告です。化粧品のCMでキレイな女優さんを見て、『こんな風になれるんだったら』と購買意欲を掻き立てられるのです。
ちなみにハロー効果のハローは、Hello(こんにちは)ではなく、Halo(太陽や月の周りにできる傘)だそうです。
パッと分かる特徴に対して、あたかも後光が差しているかのように過剰に捉えてしまうことを表しています。
権威への服従
人は権威に弱く、権威があるとされる人や専門家の言うことは、ほぼ無条件に信じ込んでしまうこと
例えば
○○大学の△△教授推薦
マッキンゼー流□□術
モンドセレクション受賞
本の帯を著名人が書いていたり、コンビニのラーメンなどで有名ラーメン店の監修となっているのも同様の効果を狙ってのことかと思います。
いつかその権威を使わしてと言われる立場になりたいものです。笑
カリギュラ効果
小さい頃に、親から『テレビを見ちゃダメ』などと何かを禁止されて反発したことはありませんか?
人は、何かを禁止されると不満が溜まり、かえってやめられなくなるそうです。
アメリカとイタリア合作の映画『カリギュラ』が語源とのこと。
その映画は、内容が過激なあまり公開が禁止され、その結果余計に人々の関心が高まったそうです。
テレビ番組などでピー音が入ると何を言っているか知りたくなるのも、それに近い感覚かもしれません。
最近では、この効果を上手く使い、『本気でダイエットしたい方以外は見ないでください』などという広告も増えてきています。
ただ、この効果を知らなくても、発信者側の策があるのだろうとは感じてしまうので、個人的にはそういう広告はあまり好きではありません。
どうせ発信者や売り手の思い通りになるなら、それに気づかせずに思い通りに動かしてほしいのです。
最後に
このように、行動経済学は私たちの日常の至るところに使われています。
セールス系の仕事をされている方は仕事面での活用のため、また全然違う職種の方もセールスに惑わされて後悔する買い物等をしないために、行動経済学を勉強するときっと役立つことがいっぱいありますよ。
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