【カンブリア宮殿】ゲオホールディングス編を観て
ゲオといえばレンタルショップのイメージでしたが、今回取り上げられていたのは、ほとんどがセカンドストリートをはじめとするリユース事業でした。
見事な転身
ネット配信の影響でレンタル需要は減っています。
逆に、コロナによって家の片付けをする人が増え、リユース事業は好調とのこと。
そのようなこともあり、2019年からはリユース事業の方が売上で勝っているそうです。
公衆電話を使わなくなったり、年賀状を出す人が減ったりと、時代の変化とともに無くなってしまう習慣などはどうしてもあります。
新規事業を立ち上げる会社は山ほどあれど、そういった変化に適応し、今までの主力事業以上に新規事業を伸ばせる会社は僅かです。
転職を経験している身としては個人の転職でも大変だったので、それの会社版と考えるとその努力は計り知れません。
さらなる変化
全然知らなかったのですが、セカンドストリート以外にも新業態を増やしており、服や菓子などの余剰在庫を格安で販売する店も運営しているそうです。
個人的にB級品やアウトレットモールという概念が好きなので、応援したくなりました。
何故好きかというと…
少し長くなりますが説明させてください。
例えば、見た目が悪いからという理由で弾かれてしまいお店に並ばない野菜があります。
しかし、そういったものを格安で販売されており、それを狙って買う人もいます。
その際に消費者は、見た目にお金を払っているのか、味や栄養にお金を払っているのかというように、価値観を見つめ直されられるのです。
また、それによって普段買っているものがA級品だと気付く(クオリティの高さを再認識する)効果もあります。
そのような効果を新たに生むところが好きなのです。
腰の低い社長
カンブリア宮殿で数多の社長を見てきましたが、ゲオの社長の遠藤さんは、その中で最も腰の低い方でした。
しかしそれは、自信がないとか説得力がないとかそうことは全くなく、強い志やもっと言うとしたたかささえも感じました。
そう感じたのは遠藤さんの下記の言葉たちからです。
『ゲオは、日常のささやかな楽しみを少ない予算で味わえるように頑張る企業』
『1000円札を持って1000円の新品を買いに行けば1000円のものが買えるが、リユース商品を買えば1000円以上の価値が手に入る。お客様の1000円札をどう2000円の価値にできるか。それがゲオの仕事。』
『目標は、コンビニでは扱わず、ネットでは完結しにくいものをサービスできめ細やかに対応できる店』
『コンビニがバカらしくてやれないことを本業として丹念にやる。そういったコンビニがやらないことの隙間をどれだけ切り取っていけるかが重要』
最後に
レンタルビデオもリユースショップも、自らは何も生み出しておらず、他人のふんどしで相撲を取っている状態です。
遠藤社長の腰の低さは、もしかするとそういったことから来ているのかもしれません。
しかし、服から家具家電、楽器やスポーツ用品、食器にに至るまで、その扱っているカテゴリー数はショッピングモールに入っているお店の商品を全部合わせたのと匹敵するくらいです。
実店舗でこんなカテゴリー数を種類豊富に扱っているところなどリユースショップの他にありません。
そんな新しい買い物体験など、リユースショップにも生み出しているものがあるのです。
今度の休みは、ミニマリストへの第一歩としてセカンドストリートに行ってみよっと
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