今日の日経(2)~G7~

結局先週末に投稿できずに6月に入ってきてしまいました。今週も頑張るぞということで、今回は時事的な記事だけではなく日経にあります「きょうのことば」というコーナーでG7について取り上げられていましたので、そこからG7について書いていこうと思っています。「G7」耳にはするけど意外と詳しい中身は知らない人もいるのではないでしょうか。この記事読めばG7の全てが分かる!ところまで頑張りますので是非とも最後まで読んでください。

1,G7のニュースについて

とりあえず時事的なニュースをさらっと紹介します。今年のG7はアメリカが議長国で、6月末の開催を目指していましたがコロナ情勢もあり9月に延期されることが決まりました。またこの会議が世界の代表会議であるために、ロシアや韓国、オーストラリア、インドの招待も計画していると表明しました。

2,G20と何が違うの?

G7と同じような枠組みとしてG20というものを耳にしたことある人も多いのではないでしょうか。この2つ、参加国数以外に何が違うのが意外と理解していないですよね。G20というのは20ヵ国財務相・中央銀行総裁会議とも呼ばれ、文字通り各国の財務相と中央銀行の総裁が出席する国際的な経済会議です。基本的には国際経済の安定に向けて話し合いがもたれます。1999年から原則年1回のペースで行われています。一方G7は主要国首脳会議です。G20が経済の話しかしないのに対しG7では政治や環境などより幅広い内容に関して協議をしています。しかし、2008年のリーマンショック以降G20でも首脳会合を行うようになり、G7の重要性が薄れつつあります。

3,G7の歴史

名前はよく耳にするG7。一体どういった経緯でこの枠組みは作られたのでしょうか。主要会合の始まりは1973年に起きたオイルショックの対応を協議するためのもので日、米、英、仏、西独の5ヵ国の財務相が会合を行いました。しかし、これは財務相の会合ですから現在のG20に近いものでしょう。G7の始まりと言えるのは1975年にイタリアが加わり行われた第一回主要国首脳会議です。翌年にカナダが、冷戦終結後の1998年にはロシアが加わりG8として運営されていきました。しかし、2014年ロシアがクリミア半島に侵攻し併合したことに他国が反発。ロシアは外され以後G7として毎年首脳が会合を開いているのです。

4,G7の環境の変化

G7は始まった当初は世界を代表する国々の会合でありました。しかし、近年はこの会合の意義を疑問視する声が上がっていています。ロシアが加わった1998年時点のG8は世界の総GDPの65%を占めていました。しかし、2018年のGDPではG7は世界の総GDPの45%しか占めていません。G7はもはや世界の過半数すら取れない枠組みになってしまいました。

参加国を増やそうというトランプ大統領の発言には、今のG7だけでは力が弱く意味が無いという考えが反映されているのでしょう。それにしても、招待する国の中に世界2位の大国である中国が入っていないのは現在の米中摩擦の深刻さが伺えますね。


ということで本日は以上です。今回新事実が発覚しました。noteにExcelデータ載せられない事件!!せっかくグラフ作ったのですけどね・・・

もし、載せ方分かる人いたら教えてください!それでは次の記事でお会いしましょう!

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