有城(山田)辰徳(OkumikawaWorks)

愛知県・東三河地域の北東部、新城市&奥三河エリアでスポーツ、観光、まちづくりなどで「楽…

有城(山田)辰徳(OkumikawaWorks)

愛知県・東三河地域の北東部、新城市&奥三河エリアでスポーツ、観光、まちづくりなどで「楽しさ」を繋げています。「ひと・こと・もの」を通じ、周囲への敬意を忘れず、私たちが暮らすこのエリアに「あったらいいな」を形にしていきます。1976年生・愛知県新城市在住/Uターン

最近の記事

      • 分厚い雲の下

        分厚い灰色の雲が伸ばせば掴めそうな位置まで垂れ込めている。ニュースでは「この春最初のまとまった雨になるでしょう」と言ってた。夕方6時半、あたりはまだうっすら明るさが残る中に雨が止んだ時間を見つけた。今日は本当は走る気はなかったけれど、気が向いたのでさっと着替え、ヘッドライトを頭につけ走りに出た。いつも登る裏山(バックヤード)は分厚い雲の中だ。 私がいかに運動が嫌いかは以前長々と文章にした。 大人になりトレイルランニングからランニングを再開した私、その練習の8割以上をトレイ

        • 雨上がりの森

          森は、雨上がりの森はいつもとは少し違う香がする。土の匂い。湿った空気の中に漂う木々の呼吸の匂いだ。靴底を通して湿った葉っぱがグリップを失わせているのがわかる。悪い意味ではなく空気がいつもより重たいのだ。乾いている時より遥かに森が、森全体が呼吸していることを感じる。 何より太古の暮らしと何も変わらない移動速度で森と深くつながっていくような気持ちは最高だ。そして雨に濡れた木々が雨上がり太陽の光キラキラしているのを目の当たりにすれば、これ以上何が必要なのかと思う。

          暗闇の中で見えるもの

          田舎の夜は暗い。ヘッドライトをつけ走り出す。最初の10分くらいは脚が軋んだ感じがする。いつも体が重いと感じる。なんでちっとも速く走れないんだろうと思う。これが楽になる日が来るのだろうかとも。 そんなふうに走り出すことが多い。日常的なロードを走る距離は約5マイル(8km)ほどの同じコースを使う。 暗闇の中ヘッドライトの灯りを見つめながら、ぼんやりといろんなことを思う。今日は自分自身のこと。いつも「私は私」みたいな発言をよくしてい流その「私」だが実はとても嫉妬深い。自分にない

          私の「大嫌い」という告白

          「私はスポーツが大嫌いだ」ある意味、ある部分では、今でもなお。しかしいま私はスポーツに生かされている、救われている。そしてそこにあるものとして受け入れ、一緒に歩んでいきたいものだとも思い始めている。しかしそれは幼い頃の辛さと苦しさの苦悩の象徴であり、同時に最もシンプルな方法のひとつとして美しさや喜び、豊かさの象徴でもある。 ぼんやりと霞がかったような記憶を辿り子供の頃を思い出してみる。朧げに思い出す。それは体育の授業か何かだろうか。私は走っている。顔を真っ赤にし必死なその姿

          私の「大嫌い」という告白

          自分の中の弱さ

          私の知人、友人を含め世間の人はどのように思っているかわからないが、私はとても弱い人間だと思う。生まれ故郷にUターンして、様々な活動を開始し、いくつかのことは形にし、経済的な成功はともかくとして、社会的に少しばかりの評価も得ることが出来た気がする。起業と呼ぶような大それたものではないにしても、プロジェクトを遂行したり、プライベートでは様々なスポーツ、トレイルランニングや自転車などを楽しんだり、公私にわたり様々な、いわゆる「ひと、こと、もの」を繋いでいる。たぶんこの地域内では「そ

          「インポスター症候群」

          この動画の中に聞きなれない言葉を見つけた。彼女が自分で立てた目標に向かい努力する中で「インポスター症候群に陥ることがある」というふうに語られている。「なんだろう?」と調べてみた先にあったものは…。 Patagonia Films/リディア・ジェニングス/コミュニティーのために走る(2021) 別にそうだからどうのこうのということではなくまさに「これだ!」と思った。日々自分が仕事に趣味に、暮らしにと、自分自身が抱える気持ちの変化、揺らぎ、不安、安堵、そういったものは一時的な

          「インポスター症候群」

          夕方の森、鳥の囁き、友人への贈りもの。

          夕方から夜に向かう時間帯の森の気配というのはこれから明るくなる朝の時間帯、たっぷりした日差しが差し込む日中とも違う。少しだけ「しん」としていて、ひやりとした空気と相まってどこか静かなのだ。 「チリン、チリン、チリン」と身につけている熊鈴が小さいけれど、心地よい音を響かせる。「エンパシーベル」と名付けられた友人が販売している消音機能のついた真鍮削り出しのクラフト品だ。その音は「カラカラ」といういわゆる市販品のものではない。小さいけれど良く響くのだ。 そんな鈴を身につけ夕暮れ

          夕方の森、鳥の囁き、友人への贈りもの。

          「それがいい」そんな私の付き合い方

          私はひとりで森や山の中を走ることが好きだ。かれこれ10年近くトレイルランニングを楽しんでいるが、正直に言ってつい最近までそんなに好きだとは思ってもみなかった。けして「嫌い」ではないけれど「ものすごく好き未満」そんな感じだ。そしては私は速いランナーではない。km/5分?…いや、ムリムリ…では月間距離はどうだろう。100㎞に満たない月なんてざらだ。そして私はほとんどロードを走らない。走るならひとりで森や山の中が良い。森の匂いや、足裏の土の感触が恋しい。 私は30半ばにトレイルラ

          「それがいい」そんな私の付き合い方

          トレイルランニングのマネージメント

          おおよそ一般のランナーにとって「トレイルランニング」というのは「ランニング」と必ずしも同義とは言えない。何故なら急こう配の登り下りなどを含む道のりを駆けるにはそれ相応(それ相当)の体力が必要となるからだ。 本日3月6日は東では東京マラソン、地元では初開催となる西尾マラソンが開催された。地元の西尾マラソンには何人かの友人も参加した。そんな一日、私は愛知県民の森の中にいた。今月末に開催される伝統のOSJ新城トレイル2022/11㎞の部へ参加する友人より「試走がしたい」という依頼

          トレイルランニングのマネージメント

          CATCH IT

          私は泳がない…いや、正確に言えば泳げない。海外に暮らしていたときはすばらしく美しい海がある海岸沿いの街に住んでいた。南極に向かう船が最後に補給を行い、長期にわたる調査で疲れた乗組員が氷と雪の世界から戻ってきたことを実感し、自分たち以外の人々が暮らす暮らしと久しぶりに再会する街だ。そんな美しい海の側に暮らしながらも泳がなかった私にとってはやはり海というのは基本的に明るさや広さを感じたり、眺める存在なのだ。 そんな私だから当然海で泳ぐ(泳ぎたいという)気持ちもうまく理解できない