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河内渓谷紅葉終盤。ラフロイグ10年にしました。

 師走です。「師」とはお坊さんだとか。年末はお坊さんが忙しかったのでしょうか。教員は年末もいつもと同じくらいの忙しさだったように思います。

 何からいきましょうか。河内渓谷に紅葉を見に行ってきました。もう終わりがけで、ほとんど散っていたのですが、まだ散り残った紅葉がくすんだ色で木に残っていていました。見に行くのならもっと早くいく必要があった。先日メナード青山のハーブ園に行ったとき、同時に紅葉も見ることができて、それで今年はもういいやと思っていたので、紅葉だけ見に行くのが遅れてしまいました。でもまあ、紅葉を見たという満足感は得られました。そのあと、錫杖湖というダム湖を車で回って帰りました。途中で錫杖岳に登る登り口があって、今度登りに来ようと思いました。6百メートル少しの山のようですが、登山リハビリにいいかもしれません。先日レブランの仲間と鈴鹿山脈最高峰御池岳に登ったとき、私より年配のみなさんと若い女性に置いていかれたので、もう仲間と一緒には山に登らないと決めました。単独行か、妻と登るかのどちらかです。心肺機能が衰えているようなので、無理かな。そのうち、間ノ岳に登りたいと思っているのですが。そう言えばこの夏はどこへも行かなかったのですね。妻が病気療養中で、コロナ禍が蔓延していたので、仕方がなかったのか。

 ロッホローモンド12年を飲んでしまったので、今度はラフロイグ10年にしました。まだ、飲んでいない銘柄があるのですが、そろそろ渡り歩くのはやめようか、などと考えています。安くて美味いウイスキーに出会うのは巡り合わせですね。今まで飲んだウイスキーの中で、気に入ったものを飲めばいいやと思うようになりました。また、何かの機会に、おいしいものに巡り会うことがあるかもしれないくらいに考えて、探すのはやめようと思います。ラフロイグ10年はアードベッグに似ていて、ピート臭の強いウイスキーです。アードベッグよりピート臭が弱くて飲みやすいかな。この、ピート臭のあるウイスキーを好むかどうか、フルーティーなウイスキーを好むかどうか、がスイスキー選択の一つの目安のような気がします。私はまだお子ちゃまなので、フルーティー派のようです。ピート臭も嫌いではないですが、好んで飲まなくてもいいかな。グレンフィディック12年やグレンモーレンジーのようなウイスキーの方が好きですね。でもまあ、無くなるまでラフロイグを楽しむことにします。

 私が今までに飲んだウイスキーの中で最もおいしいと思ったのは、陶器に入ったオールドパーです。オールドパーのどんな部類なのか何年ものなのか知りませんが、遠洋漁船に乗っていた叔父の還暦の祝いで飲ませてもらった陶器入りのオールドパーが美味かった記憶があります。今でも手に入るのかなあ。高いでしょうね。普通のビン入りのオールドパー12年はまあそこそこのおいしさだとは思いますが、昔おいしいと思って飲んだオールドパー12年より味が落ちたような気がしました。最近それ以来オールドパーを飲んでいないので、最近のオールドパーの味は知りません。話は変わりますが、ヘネシーのXO?もその叔父さんの還暦祝いで飲ませてもらったのですが、これもおいしかった。でも、水割りかオンザロックだったかな。この間ブランデーはストレートで飲むものだと酒飲みの友達に教えてもらったのですが、私はストレートでブランデーを飲むことはできないかな。

 『古今和歌集』を読み終えました。正岡子規の言うように和歌集として『万葉集』の方が人間の心の動きを素直に表現していて共感できるような気がしました。しかし、正岡子規が言うほどこき下ろさなくてもよいような気もします。表現が洗練されていて、工夫が見えます。もっと単純にストレートに歌を詠んだ方がいいとも思いますが、文化が成熟してくると、表現が複雑になるものなのでしょう。序詞、掛詞、縁語を使うことによって表現したいことの内実が薄まる嫌いが見えます。でも、工夫して技巧に長けた歌を作る技術はすごいとも思いました。そこに感情、叙述の具体的表現を失わなければ優れた感動を伴うものとなり、そのような歌も少なくないのだろうと思いました。この後は、『後撰和歌集』『拾遺和歌集』と八代集をたどるのはやめにして、『中世和歌集鎌倉編』に向かうことにしました。最初に西行法師の『山家心中集』が掲載されていて、読み始めています。平行して、『近世歌文集下』にも入りました。『橘曙覧全歌集』も読了。こちらの話は次回に譲ります。


散り果つる前の紅葉の色くすむ冬枯れ近し家隠りせん

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