音楽:「木村カエラ」~ロックとポップのリアル二刀流シンガー

※スイマセン、スゴい文章長くなっちゃったので、後半の音源(動画)だけでも観ていただければ…mm

以前の「アヴリル・ラヴィーン」のご紹介の投稿時に布石を打っていたのですが、
皆さま、おそらくミュージシャン(歌手)の「木村カエラ」さんの「存在」自体はご存知だと思います。

ところで、木村カエラさんの「曲」というと、何が思い浮かぶでしょう?
大ヒットして結婚式ソングの定番となった、
「Butterfly(バタフライ)」
でしょうか?
もう少し頑張って、彼女の出世作となった、
「リルラリルハ」
でしょうか?
まだありそうですか?なさそうですか?

それとも、「歌手」というよりも「奇抜な髪色とファッション」のモデルさん、というご認識の方が強いでしょうか?
もしくは、俳優の「永山瑛太」さんのパートナーである、というご認識でしょうか?

ここで、私が疑問を投げかけている理由は、

『あなたは本当の木村カエラを(たぶん)知らない』

ということを強調したかったからです。
(もちろんファンの人は知っていると思いますが)

私は常々、木村カエラさんは「ミュージシャン」もしくは「アーティスト」として(一般的には)過小評価されている、と感じています。

木村カエラさんの「スゴいところ」を挙げ出すと(私はファンなので)キリがないので、今回は以下の点について、皆さまに改めてご認識いただければな、と思っています。それは、

『木村カエラは「ロック」ミュージックと「ポップ」ミュージックを巧みに歌い分けられる、音楽業界内でも歌唱・表現力はもちろん(ライブ)パフォーマーとしても、高い評価を得ている、超一流のシンガーであり作詞家である』

ということです。

木村カエラさんがロックもポップも両方歌える、という証左に、デビュー10周年の横浜スーパーアリーナ(1万人強収容)の2デイズライブで、1日目を「ロックの日」、2日目を「ポップの日」として、両日でほぼ曲かぶり無しで計50曲を歌い上げた、という実績があります。
いいですか?50曲ですよ?アルバム一枚に12曲あるとすると、約4枚分のアルバム曲を2日で歌い上げただけではなく、ロックで25曲、ポップで25曲と持ち歌にロックとポップで偏りがないということです!

木村カエラさんが何故このようなコンセプトで音楽活動をしているかというと、アヴリル・ラヴィーンの投稿時にも触れましたが、「パンク(ロック)」×「ポップ」の融合という、木村カエラさんがデビュー前に想定していたコンセプトを、アヴリル・ラヴィーンに先をこされてしまったため、結果として「融合」ではなく「歌い分け(のなかでグラデーションを付ける)」を選んだのだと思います。

「プロの歌手なんだから歌い分けできて当然でしょ?」

と思われるかもしれませんが、もちろん一流の歌手であれば、「歌い分け」られるでしょう。
しかし、強調しておきたいのは、彼女は作曲は(出来るんだけどあえて)していませんが、ほぼすべての楽曲で「作詞」をしています。

ここで注目したいのは、歌詞というのはただ文章を読み上げているだけなのではなく、「その音楽に適した」言葉選び、音韻の取り方などを行う必要があり、当然、音楽ジャンルが違えば、歌詞の内容(というのは言葉の語感を含め)は異なります。
そういった意味で、木村カエラさんはロックとポップの両方を「歌い分ける」うえ、両方の「作詞家」としても超一流のスキルがあると言えます。

音楽業界内での評価が高いといった点にいての証左は、まず、木村カエラさんの楽曲に参加している作曲・編曲家を含むミュージシャンは日本屈指のミュージシャンばかりで構成されているということです。
木村カエラさんと新しく一緒に仕事をするミュージシャン(その人も超一流なのですが)も、木村カエラさんと一緒に創作することにも増して、彼女が昔から一緒に仕事をしている人々(木村カエラさんはソロアーティストですが、ことライブとなると、バンドメンバーをあまり変えない傾向にあります)と一緒に仕事が出来ることに興奮してしまう、と聞きます。

また、これは、いろいろなサポート・ミュージシャンの発言を聞いていると、かなり共通するのですが、一緒に仕事をしたくない人とでも、その人が売れていてギャラがはずむならプロだし生活もあるのでしっかり仕事はするが、プロとはいえ人間なので「(たとえギャラが劣っても)一緒に仕事をしたい(≒自分が認めている)人を優先する」と言っています。

もう一つ挙げると、木村カエラさんはデビューしてまだそれほどキャリアを積む前に、日本の伝説的ロックバンド「サディスティック・ミカ・バンド」の再結成時のボーカルに抜擢されています。

●サディスティック・ミカ(エラ)・バンド - タイムマシンにお願い:https://youtu.be/hdM1M0FT7oA

※冒頭は音楽業界人のインタビューなどの映像なのですがコレを見ればこのバンドが如何にスゴいかお分かりいただけると思います!


こういったことから、木村カエラさんが一発屋的なミュージシャンではなく、普遍性をもった超一流のミュージシャンであることはお分かりいただけたと思います。

最後にもう一つだけ、(ライブにおける)パフォーマンス(仕草や表情)といった面でも、ロックとポップでは異なるのに、木村カエラさんは、そこもしっかりとパフォーマンス仕分けています(以下の動画をご確認くださいmm)。

気が付いたら文章がこんなに長くなってしまった汗
では、実際の「ロック」と「ポップ」の楽曲をご紹介して結びとさせてくださいmm

【ロック】
●木村カエラ - ツリー・クライマーズ(LIVE抜粋):https://youtu.be/KP7szn7CCGY?t=200

※この曲はサザン・オールスターズの桑田佳祐さんが何かの番組で「21世紀の名曲ランキング」みたいな企画で1位に選び、自身も(ちょっとギャグを交えて)カバーしています笑→:


ここから先は

1,069字
この記事のみ ¥ 200

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?