音楽:日本語ロック論争

ちょと今では信じられないことかも知れませんが、1970年代ごろ、
「日本語でロックは出来るか?出来ないか?」
という論争が日本国内であったそうです。
「出来ない」側の中心は「ロッケンロール!」のセリフでお馴染みだった内田裕也さんなど、「出来る」側の中心はバンド「はっぴいえんど」のメンバーの大瀧詠一さん、松本隆さんなどでした。
ロックはアメリカ・イギリスで生まれた音楽だから英語で歌うべきだし、日本語はイントネーションに乏しくまた母音がハッキリしているのに対し、英語はイントネーションがハッキリとしていて、子音に特徴があるため、日本語とは相反する。
という点で主に対立していたようです。
確認したところ、ウィキペディアに詳細が書いてあったので、細かいことはここでは書きませんが(ご興味がありましたら検索してみてくださいmm)、結果としては「出来る」側のはっぴいえんどが「風街ロマン」という、今でも日本ロック史上に燦然と輝く名盤なのですが、アルバムを発表し、評論家からもリスナーからも高い評価を得た点、そして、その後の日本音楽シーンにおいて、はっぴいえんどのメンバーたちが、目覚ましい活躍と現在まで続く日本ロック(ポップス)音楽の礎を築いたという事実により、現時点で翻っても評価されており、「日本語でロック出来る」というのが定説となっています。
その決定打となった「風街ろまん」のアルバムから、カバーされることも多く、知名度の高い一曲をご紹介します。

●はっぴいえんど - 風を集めて:

※「~です」という言葉回しが「日本独特」ということで評価されているそうです(英語にはない)

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