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vol.12 自分を全力で生きる、今。

文字だけで気持ちを伝えたい

幼少期から祖父母と一緒に過ごす時間が多く、わたしが上京をするまで住んでいたお家には居間に祖父が大切にしている本棚があって。ガラス扉の中には分厚い日本史や世界史、美術本など様々なジャンルの書籍が祖父の几帳面な性格が見てわかるほど、埃も劣化もなく綺麗に並べられていた。
幼い頃から祖父にずっと「本を読みなさい」とだけ言われ続け、分厚い本を目の前に気持ちが滅入ってしまい、大人になるまで読書は苦手だった。

いつだったんだろう

わたしが急に小説を手にして夢中で読み始めた頃、祖父はわたしが本を読む姿がとても嬉しいと伝えてくれて“実は小説家になりたかった”と、叶わなかった夢の話を静かに話してくれたことがあった

物語を書いたり、出版社へ送ったこともある
と遠い遠い昔の自分の夢を思い出したかのように。

きっと、祖父ほどに文才もないし、語彙力も伝える力もないんだけど、祖父がカタチにできなかったことを代わりに叶えてみたいと思い、弊社Rooftopでの連載もいろんなタイミングが重なり始めることができた。

ただ、いまだに伝えたいことが完結にまとまらなくて
何回も同じ内容を繰り返してしまう病は一向に直らないし(これでも何度も読み返し、確認している。本当に。)長らくサボってしまったことで書きたいことは溢れるのに、“いざ書こう”と意識すると全く書けなくなってしまった…ので、リハビリとして文字を書いていこうと思って、いる。

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