インナーマッスル?アウターマッスル?②
こんにちは
奥川です。
さて、前回の続きを書いていきたいと思います。
インナーマッスルとアウターマッスルの話をしました。
アウターマッスルはおおよそジムの筋トレで鍛える筋肉と思っていただいて問題無いかと思います。
今回はインナーマッスルとアウターマッスルの機能や役割の違いについてお話したいと思います。
インナーマッスルは機能面での特徴としては
〇関節を安定させるスタビライザーの役割があります。
〇持久性に富む筋肉(遅筋)を多く含みます。
〇感覚受容器を多く含みます。
構造面での特徴としては、インナーマッスルは身体の深層に存在し、繊維は短く、単関節筋という特徴あります。
深層に存在するので「インナー」なんですね。
そして、筋繊維は関節のすぐそばに存在していて、短く、かつ一つの関節だけを跨いでいる単関節筋が多いです。
一般の方でも分かる代表的なインナーマッスルは肩関節のローテーターカフかも知れません。
時折野球選手のオフシーズンのトレーニング風景を映し出す時に、ゴムを引っぱるトレーニング見た事無いですかね?
あれは肩のインナーマッスルを刺激しているのですが、あれが一番有名かな?と思います。
よく「ヨガでインナーを使って」と仰る方もいますが、半分正解のような感じかもしれません。
ヨガは結構アウターも使いますからね。
さて、そのアウターマッスルは機能面での特徴は
〇大きく早い身体の運動を起こす、モビライザーの役割があります。
〇素早く、力強く、収縮する筋肉(速筋)を多く含みます。
〇身体を動かす際に関節面がズレる力が生まれやすいです。
インナーマッスルの大体逆の機能を持っています。
インナーマッスルが身体の深層に存在する筋肉であったのと逆に、アウターマッスルは身体の表層に存在する筋肉です。
触れる筋肉は大体がアウターマッスルです。
なので、ジムの筋トレで鍛えている筋肉はアウターマッスルと思っていただき差し支えないと思います。
インナーマッスルが収縮すると関節を安定させる働きがあるのとは逆に、アウターマッスルは収縮すると関節をズラすような力が生まれます。。
詳しくは次回にお話ししようと思いますが(イラストが無いと分かりにくいので)筋収縮の際に関節面に「並進運動」という関節包内運動が起きるからです。
構造面での特徴は
〇複数の関節を跨ぐ多関節筋である
人の運動時にはまずインナーマッスルが収縮して、身体の関節を安定させてから、アウターマッスルで実際に身体を動かす。
という順番で筋肉は収縮するのが正しい収縮の順番なのです。
つまり、ちょっと格好よく言うなら
「内から外」
「インナーからアウター」
「深層から表層」
という法則があります。
これくらい分かれば大体の本を読んでも(例えば〇ーザンとか…)意味が分かるようになったかと思いますが
次回はちょっと詳しい事を知りたい人の為に頑張ってイラスト付きのblogを書こうかな?と思っています。
では、最後までご覧いただきありがとうございました。
おくがわ整体院
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