嫁日記:夜景の綺麗なレストランで食事。嫁「ラストスパートをかけたい」

結婚4年目、29歳会社員。嫁は同い年。

金曜の夜。たまには夜景の綺麗なレストランで食事でもしようということで、妻とみなとみらいのレストランへ。

オリエンタルビーチという、ホテルの最上階19階のレストラン。
駅から少し離れるが、みなとみらいの夜景が一望できる。行き交う船と海の向こうにオレンジの明かりが灯っていた。

予約したテーブルに通されるとテーブルに蝋燭の火が揺れている。像の置物などもあり、東南アジアの上品なリゾートのような内装だ。

人はまばらだったが、全組カップル。隣の席では、絶対偉い貫禄の塊みたいなじいさんが全身白いミニスカのおばちゃんを口説いていた。

明らかに、ムーディーだった。

妻に対して思うのもなんだが、これだけムードのいいところなんだから、このあといい感じなるんじゃないかと、僕は下心が芽生えていた。

まわりはコース料理を食べてるっぽかったが、ぼくが小食でそんなにたくさん食べれないので、アラカルトで注文。

・マグロのカルパッチョ
・真鯛のポワレ
・本日のパスタ(タコときのこのパスタ)
・白ワインとスパークリングワインのグラス

を頼んだ

・カルパッチョは美味しかったが、豪勢なことに刺身ばかりで野菜がぜんぜんなかったので、ここでサラダも追加注文。

・パスタもこういう店にしては、まあまあ量があるし美味しいしで大満足。

・ポワレも皮はサクサク、身はふっくらで美味。ソースが美味すぎるので、「残すのはもったいない」とパンを注文。ウエイターが皿を下げようとするのを止めて、パンにソースを染み込ませて食べた。

ぼくは、これで満腹だった。それに、こういうお店で腹10分まで食べるのも違うと思った。なんなら、このあと、嫁といいことがあるんじゃないかと思っていた。

嫁は「まだ、いけるっしょ」と言い始めた。「いや、こういうお店でお腹パンパンになるまで食べるのは、違うでしょ。」「まあまあ、お腹いっぱいだけど、腹8分。」「腹8分で良いじゃん。」
「こっから、ラストスパートをかけたい」
「夜景の見える店でラストスパートかけんなよ」「もっと、限界まで食いたい」「なんで、フードファイターの心持ちなんだよ」「まだ、いけんな〜〜腹11分まで食いたい」
嫁は、カニのグリーンカレーリゾットを注文。ほぼ、1人で完食。
嫁「デザートどうする?」「いや、もういいよ、俺は。まだ、食うの?」「うーん、、、でも、まあこんな綺麗な店で腹パンパンにするのは違うか〜」
嫁はウプと言いながら、しぶしぶとデザートをあきらめ、レストランを後にした。お腹いっぱい食べて、2人で1万2000円ほどだった。こんなにいいロケーションのお店では、良心的な店だった。

嫁は、そのまままっすぐ家に帰り、何事もなく、「お腹いっぱい」と言って寝た。いびきをゴーゴーとかいていた。

◆オリエンタルビーチ レビュー

こういう、デートの時、女性をお腹いっぱいにさせちゃうと、いい感じの雰囲気になっても性欲を満腹感が上回ってしまう。口説く男、口説かれる女はどうしてるんだろうか。ああいう、景色の良い店の飯の量が大抵少ないのは、飯の後、そういうことができるようになんじゃないだろうか。
オリエンタルビーチはそういう意味では、ダメな店だ。でも綺麗な夜景をみながら、美味しいものをリーズナブルにたくさん食べれる、という意味ではとても良い店でした。


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