盛りだくさんの4月後半〜5月上旬。
Maestra April ファーストテイクス開催
研修先であるマエストラのイベントのひとつで、私が運営を担当している「ファーストテイクス」
今回は既存のシアターソングをジャズアレンジして演奏するという回でした。どの曲もなかなか良いアレンジに仕上がっていました。
ユースミュージカル鑑賞
TADA!ユースシアターという青少年のためのミュージカルシアターのカンパニーがあって、そこの新作ミュージカル「Common Ground」を観に行ってきました。
脚本・作詞のリサは、数年前にマエストラが私のインタビューを年次報告書に掲載してくれた際、インタビュアーをしてくれた方です。直接お会いするのが今回初めてでしたが、とても大らかで素敵な人でした。
作品は、移民の子供たちの奮闘と成長についての物語で、実際にいろいろな子供たちが演じていました。とても良い作品だったし、パフォーマンスも素敵でした。
Bechdel Project参加
Bechdel Projectという劇場作品創作支援団体の"EAT THE PATRIARCHY!"というパーティーに参加してきました。
ブルックリンのはずれにある団体所有のスタジオにて、ビルを上がると素敵な空間が広がっていました。
お酒や軽食をいただきながら、希望者はタロット占いも受けられたり、屋上での火の儀式、フォトブースもあったりと出し物も盛りだくさんで、団体代表の方々もウェルカムな感じだし、とっても素敵なイベントでした。
このような文化団体のパーティーはこちらではたくさんあるのですが、様々なやり方や趣向があって大いに参考になります。フードのクオリティも日本より重要かもです(笑)
ちなみにそのフォトブースで撮ってもらったら、見事に「TIME誌 今年の100人」みたいな感じに仕上がりまして、おもしろいのでシェアしますね!
ハリーポッターをついに観た!
ハリーポッターを読んだことも映画を見たこともない私が、ついに観てきました。コロナ以前にLondonへ行った時に、たしか開いたばかりで話題になっていて、迷ったすえに観なかったんです。
久しぶりのイギリス英語にちょっと戸惑いつつ、話をざっくりとしか知らないもので、いつかの金曜ロードショーとか機内ムービーで得たわずかな知識を頼りに観ましたが、、、おもしろかったです!
明かりがめちゃめちゃきれい。
イリュージョンすご。
ドゥンってなるやつあれどうなってんの?映像?
これ作るの楽しそうだなあ…。
ざっくりそんな感じでした。
ただ、どうしても普段芝居を観ない観客層が主なので、一階席でさえかなり周りの観劇マナーが悪いのが残念でしたが、まあ致し方ないですよね…。
「この流れなら、あと10秒待てば大きめの場転BGM掛かると思うよ?いまハリーすごくいい芝居してるんだけど、お姉さん、その開けづらそうなチップスどうしても今じゃなきゃダメですか?!」
とか思いながらも、まあ諦めました・・・(笑)
「イリノイズ」を観ました
トニー賞にもいくつかノミネートされている、話題の「Illinoise」というダンス作品をあゆみさんと観に行ったのですが、
そうしたら劇場で、私の研修している団体マエストラのボスであるジョージアと、その旦那さんの著名な作曲家ジェイソン・ロバート・ブラウンにたまたまお会いしたのでご挨拶しましたー。
ジェイソンの作品である「ハネムーン・イン・ベガス」というミュージカルを今まさに日本で上演しているので、つい先日まで日本に行ってたみたいです。日本楽しかった!と仰っておりましたー。
個人的には物語のアークが全体にこじんまりしている点、ダンスジャンルの幅が狭い点が少し気になりましたが、でも人物のパーソナルな感情を繊細に描いていて、その辺りは傑出していたと思います。
まわりのお客さんもかなりがっちり心を掴まれているようでした。
ちなみにイリノイズは1幕90分なので、終わってからでもご飯が食べられる!・・・と喜び勇んで、バーベキューレストランで浮かれて食べすぎました(笑)
「メッセージ・イン・ア・ボトル」鑑賞
Stingの曲を使ったダンスショー「Message in a Bottle」もともと彼のファンなのでずっと気にはなってたのですが。
なんとSting本人がアフタートークに登壇するとのことで、こりゃちょうどスケジュールも空いてるからミーハー気分で行くか!
…とか思って改めて調べたら、なんと私の大好きなダンス作品を作ったイギリスの振付家の新作だということが判明。
しかもアフタートークは、Stingとその振付家Kateと、さらに司会は著名なシアター作曲家のJeanine Tesoriという豪華布陣。
というわけで、そりゃもちろん行ってきました!
作品、とても素晴らしかったです。
曲がSting名曲選なので、どうしても個人的にはイントロどん的な感じにならなくもないのですが、、、しかしやっぱり私はこの振付家好きですー。ダンスジャンルの幅の広さ、ストーリーテリングのために何をどう選んで構成すべきかの的確さ、音楽の捉えかた、すべてがとても素敵。
音楽も今回の作品のために楽曲がかなりリアレンジされていて、それがまたクオリティー高くてよかったです。Stingファンにもぜひ聴いてほしい。(歌は録りなおしたりいろいろっぽかった。)
アフタートークでは、ジニーンが作家なのでとても的確な質問をしてくれて良い話がいろいろと聞けました。が、Stingが登壇してからは写真録画いっさいNGだったので、残念ながら写真なしですー。
もともとKateがStingのファンで、WSでの楽曲使用許可を取るためにピッチを書いて送ったのが始まりだという話とか、そのWSをStingが見に行って泣いたという話とか、
StingがKateの言ったことで印象的だった発言 "Dancer's ability is to express pain" (possibilityだったかも)を紹介してくれたりしました。
最後に、私がとても気に入って何度も映像を観まくったKateの作品はこちら。9月にLondonで再演するらしいです!いいなー観たい!!!
ZooNation: The Kate Price Company
"The Mad Hatter's Tea Party"
10 ミニッツ ミュージカルフェス
Sound Bites という10ミニッツミュージカルのフェスティバルを観てきました。もともとは私もこれに作品を応募しようと思っていたのですが(受かるかどうかは別として)色々な方の意見や条件を検討して、私は今はフルミュージカルを書いているので応募は見送ったのでした。
なかなか興味深いイベントでした。
その名の通り、10分強で3曲程度の短編ミュージカルを10作品上演するのですが、リーディングではなく衣装や小道具、照明もありの形でしっかり上演していました。
主催の方の話では「自分の作品の完成形を見ることが作家にとって良い経験になる」という考えから、このようなスタイルのイベントを毎年開催しているのだそうです。
同じ10分でも、じつにさまざまなアプローチの作品があり、とても面白かったです。
トークショーTV収録に参戦!
The LATE SHOW with stephen colbert
アメリカ名物、深夜のトーク番組。スティーブン・コルベアがホストを務めるCBSレイト・ショーです。
ついにチケット当選しまして、観覧へ行って参りましたー!
ブロードウェイにある劇場で収録するのですが、当然TV収録なので、中ではいっさい写真撮影は禁止。水すら持って入れません。集合時間や服装の規定もなかなか厳しい…。
いやー楽しかったです!
とにかくスティーブンの人たらし感満載で、すっかりファンになってしまいました(笑)観覧客みんなに対して丁寧で真摯で、そしてもちろんトークも面白い。
スタッフもステージマネージャーを筆頭に皆さんとても温かいし、アメリカトークショー名物のサイドにいる生バンド演奏もとてもクオリティ高くて、ぞんぶんに楽しみました。
今回のゲストは元ホワイトハウス報道官のジェン・サキ。
政治関係のゲストだったのでなかなか渋いトークでしたが、でもとても興味深かったしおもしろかったです。
ジェイソンのコンサート
イリノイズの劇場でお会いした、ジェイソン・ロバート・ブラウンのコンサートに行ってきました。
今まさに制作中の新作ワールドプレミアなども聴けたり、マスターピースも新たなアレンジにしてあったり、とても贅沢な内容で楽しかったです。
Gtr. Bs. Drs. Perc. Vn. Sax2. Tp. Trb. Cho.2
と本人Pf. &Voの12人編成に、
ゲストVo.のふたり、Mykal KilgoreとHeidi Blickenstaff。
満員のお客さんも、イントロ聴いただけで歓声が上がったりで盛り上がってたし、
入場を待つ列では後ろのおばあさんが、「今日これを観に行くのって話を周りの人に話したら、みんな誰それ?みたいな反応したのよー。こんなにお客さんがいて嬉しいわ!」と言うので、「えーめちゃめちゃ有名ですよー。こんな作品とかあんな作品とか…」とか話してたら、周りに並んでた人たちも加勢してきて、「そーだそーだ!あと、あれもあるぞ!」みたいになって、なんだこの和やかな時間はという感じでした。
ジェイソンのトークと歌とピアノのどれも素晴らしいスキルを存分に発揮して、すごい熱量でどんどん進んでいき、サポートミュージシャンもみんなとても上手いし、ゲストボーカルの2人も3曲ずつ歌って、それはもう圧巻でした!
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