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石川臨太郎の「生涯パートナー銘柄の研究」ニチリン(5184) 2016/10/18

※このレポートは2016年10月に作成されたものであり、企業情報や数字等は当時のものです。またリンク先の変更によりリンク切れの場合があります。あらかじめご了承の上お読みください。

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        石川臨太郎の「生涯パートナー銘柄の研究」
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            ◆Contents◆

  ◇銘柄研究 ニチリン(5184)
  ◇コラム 用心しながらリスクの低い企業を投資対象として選択する


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◇銘柄研究 ニチリン(5184)


 本日は、1914年(大正3年)に創業した自動車用、二輪車用、さらに
は家庭および家電用の各種ホースや配管を製造する自動車部品メーカーであ
る、ニチリンを研究銘柄として取り上げます。


 ニチリンは、明治時代に栄えた総合商社「鈴木商店」の子会社より分離独
立し、日本輪業合資会社として神戸市に設立されました。

 当時は自転車タイヤ・チューブ、各種ゴムホースおよび工業用ゴム製品の
製造・販売をしており、2014年には創業100周年を迎えた、長い歴史
と伝統のある会社です。

 現在はブレーキホース、カーエアコンホース、パワーステアリングホース
など、自動車用ホースを中心に、水道用ホースなどさまざまなホースを製造
しています。この100年の間に戦争や天災などの困難も経験してきました
が、良いものは残し、常に変化し挑戦しながら、時代に合ったものづくりを
行い、現在のニチリンがあります。

 今では、世界に13拠点を持つグローバル企業となり、世界中のモータリ
ゼーションに貢献しています。


 ニチリンの技術力は、日本国内の自動車メーカー、バイクメーカーだけで
なく、フォルクスワーゲン、アウディ、ゼネラルモーターズ、フォードなど、複数の海外メーカーからも高く評価されています。部品の入れ替え、技術革新のスピードが速い自動車業界で、現状に満足することなく、多様化する顧客のニーズを満たすために、日々技術開発力の向上に努めています。

 ニチリンは、いまでは自動車用ホースのリーディングカンパニーとしてエ
アコンディショニング、ブレーキ、パワーステアリングなどさまざまな用途
に向けた広範囲なホースを開発・生産しています。二輪車用ホースにおいて
は100%に近い日本国内シェアを誇っています。

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