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石川臨太郎の「生涯パートナー銘柄の研究」岡谷鋼機(7485) 2015/07/07

割引あり

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        石川臨太郎の「生涯パートナー銘柄の研究」
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            ◆Contents◆

 ◇銘柄研究 岡谷鋼機(7485)
 ◇コラム 大きく下げた時に備え、投資する銘柄を調査しておく我慢の時

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◇銘柄研究 岡谷鋼機(7485)

 本日は、1669年(寛文9年)創業で1937年(昭和12年)に設立された岡谷鋼機を研究銘柄として取りあげます。

 岡谷鋼機の歴史は、江戸時代の1669年(寛文9年)の名古屋にさかのぼります。1937年(昭和12年)には株式会社岡谷商店を設立、その間大阪・東京にも進出を果たし、着々と専門商社としての地歩を固めてきました。現在の岡谷鋼機株式会社に改称したのは1943年(昭和18年)のことです。

 340年を超える岡谷鋼機の事業展開は、常に時代の先を読み、築き上げてきたノウハウを武器に、企業成長のために突き進んでいます。

 岡谷鋼機は現在「鉄鋼」「情報・電機」「産業資材」「生活産業」という4つの事業分野において9部門のビジネスフィールドを擁する独立系商社です。

 その中でも基幹分野である「鉄鋼」の事業は、大手鉄鋼メーカーの一次指定商社として安定的、かつ品質の高い鉄鋼を世界に販売しています。また、340年以上の歴史に伴う実績と信頼により主要取引先とのパイプも強く、健全かつ安定的に事業を展開しています。

 その他の事業分野は、鉄鋼を機軸に時代のニーズを見越して経営の多角化を図ったことによって生まれており、今では売上の約50%を占めるまでに成長しています。

 現在、岡谷鋼機の戦略拠点は、日本国内はもとより、1964年(昭和39年)の米国岡谷鋼機の設立を皮切りに、海外21カ国にそのネットワークを広げてきました。いま、岡谷鋼機はグローバルな視野に立って、アジアを、そして日本を見つめなし更なる成長を目指そうとしています。

<岡谷鋼機のネットワーク>

国内:25ヶ所 関係会社43社
 東京、名古屋、大阪、福岡、仙台、新潟、富山、静岡、浜松、広島など
http://www.okaya.co.jp/network/japan/

海外:21ヶ国 関係会社45社
 アメリカ、カナダ、ドイツ、チェコ、インド、タイ、シンガポール、ベトナム、インドネシア、中国、 台湾、韓国、オーストラリア、UAE、ミャンマー、フィリピン、メキシコ、ポーランド、ブラジル
http://www.okaya.co.jp/network/overseas/

 まず本日の研究銘柄として岡谷鋼機を選んだ理由をまず説明します。

1.岡谷鋼機が6月30日に発表した2016年2月期第1四半期の業績が前期と比較して増収増益となっていたこと。

 前年の同期との比較した増収増益率

〇売上高   4.9%増収の2099.19億円
〇営業利益 20.4%増益の  48.25億円
〇経常利益 22.6%増益の  53.6億円
〇純利益  64.5%増益の  38.07億円

岡谷鋼機の2016年2月期第1四半期の決算短信です。
http://www.nikkei.com/markets/ir/irftp/data/tdnr/tdnetg3/20150630/9cvsvs/140120150629434744.pdf

2.岡谷鋼機は、連続して増配を行っている企業であり、今期も前期より5円増配の計画であること。

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