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石川臨太郎の「生涯パートナー銘柄の研究」 ファースト住建(8917) 2016/04/05

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        石川臨太郎の「生涯パートナー銘柄の研究」
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 億の近道の大人気執筆者、石川臨太郎が皆様へお贈りするメールマガジンの第375回目です。週に1回(火曜日)配信いたします。
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            ◆Contents◆

  ◇銘柄研究 ファースト住建(8917)
  ◇コラム 消費税増税延期なら日本株への資金が増えてくる可能性も


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◇銘柄研究 ファースト住建(8917)


 本日は、1999年(平成11年)に創業のファースト住建を研究銘柄として取り上げます。

 ファースト住建は、戸建分譲事業を手がけるディベロッパーです。顧客のニーズに合った「良質で低価格な木造戸建住宅」を実現し、設立後5年の平成15年に大証2部の上場、平成24年9月には東証1部への上場を果たしました。

 戸建分譲事業においては、土地の仕入れから、住宅の間取りや居住プランなどの企画、設計、施工、販売、アフターサービスまでをトータルで手がけ、きめの細かいサービスを行っています。

ファースト住建の紹介動画
http://www.f-juken.co.jp/housing/shokai01.html


 ファースト住建の最大の特徴は、顧客第一主義をモットーに、「良質で低価格な家づくり」にこだわり続けていることです。そのため、顧客への販売業務は仲介会社へ依頼するなど、自社管理とアウトソーシングを巧みに組み合わせてコストダウンを図り、適正な価格で高品質の住宅を提供しています。

 ファースト住建のサイトを確認すると、最近の戸建分譲住宅の市場は、日本全体では年間12万~13万棟程度が供給されており、このうち近畿地方では約25,000棟が供給されています。

 こうした市場の大きさから比べると、ファースト住建としては近畿地方でも更に獲得できるシェアはまだ多くあると言え、これに加えて事業エリアを拡大していくことでより一層シェアの拡大を進めていくことができるものと考えて、事業展開を行っています。

 ファースト住建はこのために、営業拠点を増加しています。

 2015年10月期にはファースト住建は、年間1,732棟の販売を行っており、近畿エリアではパワービルダーの中でナンバー1の供給を行っています。

 土地の仕入から戸建住宅の企画・設計、建築工事、販売までを一貫して行っており、いわゆる「建売」方式による住宅供給を行っています。敷地面積や建物階層、間取り等は、地域や敷地形状などによって違いがあります。

 ファースト住建では、若い世代の顧客を含めてより多くの顧客がマイホームの夢を実現できるように、効率的なビジネス・モデルを構築するとともにスケールメリットを活かしたコスト削減を進め、より良いものをよりリーズナブルな価格で提供できるように努力を積み重ね成長を続けています。

 営業拠点の拡充も進めており、平成20年の名古屋支店開設を皮切りに、平成24年には福岡支店・松戸支店を開設、平成25年には浦和支店(さいたま市南区)、広島東支店を開設しており、近畿圏以外の地域への事業拡大も推進しています。
 現在では、関西(兵庫・大阪・京都・奈良)、千葉、さいたま、愛知、広島、福岡など全国に23支店を展開しています。関西から全国のエリアへと大きく拡大をしています。

http://www.f-juken.co.jp/company/branches.html


 まず、本日の研究銘柄としてファースト住建を選んだ理由を説明します。


1.ファースト住建は、低PERかつ低PBRで自己資本比率が高いこと。

 ファースト住建は、3月4日に2016年10月期第1四半期の決算短信を発表しましたが、第1四半期までの一株利益の実績は34.76円でした。前期比で9%の増益です。

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