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石川臨太郎の「生涯パートナー銘柄の研究」JSP(7942) 2014/02/18

※このレポートは2014年2月に作成されたものであり、企業情報や数字等は当時のものです。またリンク先の変更によりリンク切れの場合があります。あらかじめご了承の上お読みください。

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        石川臨太郎の「生涯パートナー銘柄の研究」
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            ◆Contents◆

      ◇銘柄研究 JSP(7942)
      ◇コラム 逆境は自分の投資能力を鍛えてくれる

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◇銘柄研究 JSP(7942)

 本日は、1962年(昭和37年)に創業され、ポリスチレンペーパー事業よりスタートし、食品容器に使用されるスチレンペーパーを主要製品に、プラスチック発泡技術をさまざまな分野に応用して産業用包装材、自動車部材、建築用断熱材など多様な製品開発を行っている、JSPを研究銘柄として取り上げます。

 JSPは、プラスチックを発泡させる独特の技術で、身近なところではカップ麺の丼容器から世界諸各国で採用されている自動車部材(バンパーの心材等)や断熱材、梱包緩衝材などを生産している、発泡プラスチックのワールドサプライヤーです。

 本日JSPを研究銘柄とした理由を、まず最初に説明します。

1.1月31日に2014年3月期第3四半期の決算短信が発表され、現在の株価は業績から見て割安であることと、第3四半期の業績の実績から、通期業績が上方修正される可能性が高いこと。

 2014年3月期の第3四半期までの一株利益の実績 133.09円
 この時点の通期一株利益の予想           140.87円

・業績が上方修正されると考える根拠

 会社四季報の最新号によるJSPの海外比率は34%です。JSPの通期業績予想は以下の為替レートが前提になっています。実際にはドルもユーロもこの前提よりかなり円安になっていること。また、海外子会社の業績数字はJSPの第3四半期の決算には1月から9月までの利益が9月時点の為替レートで換算されて計上されていますが、3月の本決算では海外子会社の1月から12月までの業績が12月時点の為替レートで換算されて計上されるので、9月末時点より12月末時点のほうがドルでもユーロでも円安が進み、海外子会社の利益だけ考えても上振れすることが分かっていること。

1ドル 97円
1ユーロ 128円

http://www.co-jsp.co.jp/ir/upload_file/top_02/20132q1115.pdf

(2013年11月15日に行われたJSPの2014年3月期第2四半期の決算説明会の資料9ページに開示されている、JSPの業績の前提となっているドル円とユーロ円の為替レートです。)

2.配当優待利回りが4%を超えており分散投資の対象として魅力があること。

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