見出し画像

音楽

昼。

最後の試験が終わり、家に帰ってきた。試験期間中、昼間は基本図書館か友人の家に居たため、昼に家に居るのは久しぶりかもしれない。ソファの上に寝転びながら、寝不足で溜まった疲れを癒しつつ、久しぶりにnoteを書こうと思う。

家に居る時間が短いと、テレビを見る時間も減る。もっと言うとほぼテレビを見ていない。しかし、ほぼ唯一見たと言ってもいい番組が、1月15日放送の「The Covers」(NHK)である。番組の概要は以下の通り。

歌は、歌い継がれることでスタンダードとなり、永遠の命を授けられます。

この番組では、ジャンルを超えたJ-POPのアーティスト達が、
日本の歌謡曲やポップスを中心に、自身が影響を受けた名曲を、
それぞれの持ち味でカバーし、新しい命を吹き込んでいきます。
名曲と「今」を走り続けるアーティストのコラボレーションは、
世代を超えた視聴者の皆様に、新鮮な感動を届けてくれるはずです。
その歌と共に青春を生きた方々は、甘酸っぱい懐かしさも感じて頂けるはず。

NHKオンラインより

この番組を見ようと思ったきっかけは、僕が大好きなSixTONESの京本大我さんが出演していたからだ。京本さんはグループの中でもメインボーカル的な位置づけにおり、歌が持ち味である。その美声に毎曲ついつい聞き入ってしまうが、特にデビュー曲、「Imitation Rain」の京本さんのソロの部分は圧巻である。

この日、京本さんは、松任谷由実さんの「Hello my friend」とスピッツさんの「スターゲイザー」を歌っていた。どちらも思い出な曲だそうだ。京本さんの声がすっと入ってきて、心地よかった。2曲じゃ物足りなく、もっと聞きたかった。

印象的だったのは、京本さんが、自分の歌う曲について、語っている場面だ。印象的だといいながら、内容はほとんど忘れてしまったが、曲にまつわる思い出や、その曲の良さについて話していた。

そこで僕は、音楽について語っている姿にただただ感心した。音や歌を言語化するのは難しいのにそれをすらすらとこなしていたからだ。僕は小学校で吹奏楽部に入っていたり、小中高でドラムを習っていたりとそれなりに音楽と縁はあるが、音楽について感想を求められたとしても、「すごい」とか「歌上手い」とかの薄っぺらい感想しか出てこない。しかし京本さんは音楽について多彩な表現を用いたり、思い出と結びつけたりしながら、言語化しており、やっぱりプロは凄いなと思った。

音楽について言語で表現できるようになれば、いいことが多いと思う。好きなアーティストの歌を聞くにも色んな角度から歌を楽しめるだろうし、今後初めてのジャンルの音楽に出会った時に、その音楽をすっと自分の中で消化できるようになれると思う。なにより楽器を演奏する際に、いい部分とダメな部分を言語化して整理し、書き出せれば、改善点を感覚的に知るのではなく明確に視覚化できる。

僕はプロの音楽家になるつもりはないが、音楽は今も大好きなので、歌や音楽を楽しむために、もっと音楽についての表現、感性を身につけ、語れるようになりたいと思った。

疲れたので、SixTONESの曲を聴きながら昼寝しようと思う。おやすみなさい。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?