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卒業生へ

3月下旬。

この時期といえば、卒業シーズンです。もちろん大学の先輩方の卒業もありましたが、自分が指導しているサッカースクールでも卒業生がいます。

今週のスクールをもって数名の子ども達がスクールを卒業し、次のステージへと進みます。1年、なかには半年という短い時間関わらせてもらいましたが、例外なく全員が真剣に楽しくサッカーに取り組んでくれ、技術的にも人間的にも非常に成長したと思います。最後の練習では自分含めたコーチ陣もゲームに参加しましたが、一緒にプレーすることで子ども達の技術的な成長をより実感できました(自分がある子どもにスピードでぶち抜かれてしまったことは内緒で、、、)。

最後の挨拶では子ども達によって様々なことを伝えましたが、僕の思いは次の3つになります。

①中学校ではチームの中心選手になって欲しい

今年の卒業生のほとんどは、各曜日、各クラスので技術的にトップクラスの子どもばかりで、それぞれのクラスを引っ張ってくれました。彼ら、彼女らにはプロになれるポテンシャルが大いにあると考えています。彼らの中にはサッカーを続ける続けない色々あると思いますが、続けるのであればチームの中心選手としてスクールと同じようにプレーでチームを引っ張って欲しいです。その中でさらに人間的にも成長してくれればと思います。

②失敗を糧に成長して欲しい

これは他のコーチが言っていた言葉です。これに関しては僕も同じ思いをもっており、実際に僕も失敗をたくさんしてそこから多くのことを学びました。今後の人生、新しい環境に身を置く中で失敗することがあると思いますが、失敗した時はこの言葉を思い出して欲しいです。まずはチャレンジした自分を褒めましょう。そしてなぜ失敗したのか、次失敗をしないようにするにはどうしたら良いかを考えることで、人はかなり成長できると思います。あと、失敗しても人生なんとかなります。多くの失敗をしてきた僕ですが、その全てはなんとかなっており、今幸せに暮らしています。失敗を必要以上に落ち込まず、成長のチャンスだとポジティブに捉えられるかどうかが大事だとおもいます。

③学生生活を「全力で」楽しんで欲しい

僕自身も学生ですが、今のモットーは「好きなこと、したいことは全部する」です。学生のうちにしかできないことはたくさんあると思います。そして中学生は小学生よりも多くの自由があります。その自由を活かし好きなこと、やりたいことは何でもチャレンジして欲しいと思います。それはもちろんサッカーでも、勉強でも、ゲームでもなんでもいいです。ただしこれをやると決めたら「全力で」やって欲しいです。好きな物に本気で向き合い、学生生活を楽しんで欲しいと思います。


以上の言葉を子ども達に伝えました。この言葉を子ども達は自分なりに考えて消化してくれたと思います。愛情を持って接してきた子ども達なので別れは寂しいですが、新天地でもさらに活躍して欲しいと願っています。

そして来年度も引き続きコーチをさせてもらうことになったので、子ども達の成長を後押しし、自分も子ども達から多くのことを吸収し成長したいと思います。

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