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セビージャひるね暮らし(18)

※2021年の記録です。

10.3 日 晴れ España旅行第18日目 Sevilla

 8時25分に活動開始。トレーニング。あれこれやって、締めにスクワット3種。ウノ、ドス、トレスとスペイン語でカウントしながら。ドゥチャールセ。ジェル身体洗い。洗濯機を回す。

 アパルタメントからメール。それに返信。

¡Buenos días,Sebastián! こんにちは、セバスチャン(担当者名)
Todo ha ido bien. すべて問題なし
Era una vida muy agradable en tu apartamento. アパルタメントでの生活は快適だった
Saldré a las 11 mañana. 午前11時に退出する
Y dejaré las llaves en la caja fuerte misma. 鍵を同じ鍵箱に入れてく
¿Será OK? それでオケー?
Gracias. ありがとさん

 で、先方とは一面識もないまま、アパルタメントをチェックアウトするわけですね。

 朝食は、朝からいきなりステーキ(笑) 赤ビノほんのちょびっと。パン。スモデナランハ。

 洗濯機が回り終わったので干す。鍋カフェを喫している10時28分。

 明日からの3番目アパルタメントから何か来るかと思っていたのだが、来ない。直接行けば誰かがいてチェックインできる、ちうことですかね。まあ、今日偵察に行ってこよう。スーツケースゴロゴロで行けると思うのだが、その塩梅を調べつつ。11時チェックアウトで15時チェックイン。4時間のブランク。コインロッカー的なものがあると有り難いのだが、無理だろうねえ。

 セビージャ生活でめちゃ役になっているのがプラノ(町地図)。Googlemapは役立たず。単に自分が使いこなせてないだけかもしれんが。店がぽんぽん出てきて地図が見えなくなってしまう。さらにカジェ(通り)の名前をカタカナにするのはカンベンしてほしい。

 まあしかし、体調を崩したりが無いのが一番かな。これは毎朝のトレーニングと夕刻のパセオのおかげだと思ってる。特にトレーニングは、きっちりこなすことにより、今日一日に対する自信が湧いてくる。身体鍛えときゃ何とかなるさ、と。実際そうなのだよ。逆に身体が動かなきゃ何もできない。何も。

 午後から雨予報で、15時16時は90%。そこはキッチリシエスタに当てるべし。冷蔵庫の中身を整理して、食えるもんは今日食っちまおう。

 通りを挟んでの向かいの、右の方の建物は丸ごと廃屋なのだな。だからハトが住み着いている。そこそこ一等地だと思うのにもったいない。でも、ちゃんと手を入れて、例えばアパルタメントとして営業するには、どんくらいの手間と費用がかかるのだろうか? 電気はともかく上下水道の水回りを古い建物に整備するのはけっこう大変そうだ。。

 3年前と現在を比較しての、一番の進歩は、町に溢れかえっている「字」を「読める」し、ちゃんと意味が分かるようになったこと。

 さて、出立すっぞ、の11時05分。明日はこの時間までに退出だ。

 というわけで徒歩出立。まずはサラゴサ通りからイサベル橋方向へ。幸い、橋まで行く途中にゴミ箱が3種あり、燃えるゴミ、缶、瓶の順に捨てることができた。キビスを返して帰宅。で、3番目アパルタメントまで歩いてみる。石畳でスーツケースゴロゴロが困難なのは数百歩。だいたいは平坦なところを転がしていけそうだ。で、前回同様日曜で、地階のバル「リオハ」はシャッター下りてる。明日来てもこのまんまだったら詰むのだが(笑) まあ、大丈夫であると信じたい。もしも騙されていたのなら、となりの「ホテル アメリカ」に空き部屋あるか訊いてみよう。うん、それがBプラン。外観の写真を撮り、アゴタ(予約サイト)メールの添付写真と同一であることを確認。場所間違えてる可能性はゼロ。前の教会の広場でそこそこ時間を潰せそうだ。で、現に石ベンチでポメってる12時12分。

 アパルタメントがある一角はミニチノス地区らしい。隣りが日曜もやってるアリメントス(食料品店)、反対側が同上のアイスクリーム屋、そして奥には中華屋もあるじゃん。「東海城Ciudad Dong Hai」(シウダッ・ドン・ハイ)。今日は休業のようだが、扉開けて中を掃除してたから「やってる」のは間違いない。プチ前途に希望が見えてきたかも。食文化的な(笑)

 ああそうだ。すぐ近くの「コルテ・イングレス」(老舗デパート)の前がタクシ溜まりになっているのも幸運。駅までのタクシはここで拾える。

 ちうところで、近所一周しつつ帰路るか。

 嫁さんからLINE通話で「amazonのパスワード教えろ」と。おいらを羽田に迎えに行くためのツールとして、クルマバッテリからのiPhoneチャージャーと、クルマ用のiPhoneアダプターを買うんだと。アリガトゴザイマス。3459円。

 さっきから降っていて、今は本降り、の15時01分。執筆集中。

 書けたーの15時31分。即シエスタ。

 目覚めて17時過ぎ。2時間近く寝れて頭スッキリ。腹も減った。

 きのこ炒めてオムレツもどきを作る。それと赤ビノ1杯。

 空もキッチリ晴れ上がってるし、パセオに出るかな、の18時41分。

 カテドラルの裏から東西の横ラインを攻略する。ここからセタスの通りへ至るエリアを「面」で把握できれば勝ったも同然かも。

 アルファルファ広場近くのスーパー「ソル」も日曜で閉まってたので「パナデリア・アルファルファ」(直訳:アルファルファパン屋)なる店に入ってウオトカと缶セルベッサ2つ。15.20。ちと割高。

 日曜はなぜだかドイツ人がやたら多い。町の平均身長が20cm高くなる。ドイツ人は仲間内だと小声のドイツ語で、ダッイッスイッなんちゃらと促音の多い言葉をモショモショ話しているのだが、店に入ると英語に変わって、とたんに声がでかくなる。おっさんたち(若いのも)がバルでセルベッサを飲んでると自然と皆で歌い出す。なんか校歌みたいなの。早稲田ですか? 地元サッカーチームの応援歌かもしれない。おもしろいねえ。

 帰宅して20時過ぎ。さて、始めるザマスかね。

 セルベッサに最後のボケロネス。試みに醤油をかけてみる。お! 画期的に「和風」になったぞ。こんなんじゃスペイン移住なんて無理、と思うか、醤油あればやってけるじゃん、と思うか。そういや堀田善衛のエッセイでも「日本土産の味噌醤油がありがたい」なんて書いてあったような。

 スペインのパンについて考察する。朝買って、その日の内に食べきって、という食物である。日をまたぐと固くなり、美味しくない。だとすると日本の「食パン」というのは何? 2日3日おいても柔らかい。あれは「保存が効く」ちうのとは違うよな。本来のパンにあれこれ混ぜて、別の何物かにしてるわけだ。

 瓶詰めエスパッラゴも、残り4本食っちまう。ちと醤油をかけてみたが、こっちは違いますね。まんまの方がいい。イワシと違ってそもそも日本には無い食材だからか。このエスパッラゴの安さも特筆すべき。旬には新鮮なのがたんと食えるんだろうねえ。これは自分よかむしろ嫁さんに最上食材だろ。

 ウオトカ水割りに移行。この手は万国共通。質の高低は別として。日本の芋焼酎とウオトカは方向が違えども「別格」の上等さ。そうだ、「次」に日本から持ってくとしたらキクマサピンだな。電子レンジで燗もつけられるし。決めとこう。

※今日の表題写真が、3番目のアパルタメントです。縦位置の写真が入らないので、横にしました。見づらくてゴメン。

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