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四度目のスペイン(16)アロラ

16番目の町は、アロラです。アンダルシアの田舎町。ここでロサさんと会う予定。

アンテケラ→アロラ

 8月16日 水曜日
 8時過ぎにクルマで出立。ドルメネス(巨石墓:複数形)を見に行く。9時開場を数分待って入る。無料。ビデオ観た後、「ビエラ」と「メンガ」見学。3km先の「エルロメラル」へ。先史巨石文化スゲー。
 後、「トルカル」へ。一度市内戻って抜けていく。何度も迷い、戻ったりもするが、何とか到着。風化地形スゲー(笑)
 後、山道走ってアロラへ。自分ナビ、嫁さん運転がんばる。

山道じゃMT車の本領全開。ギアを落としてぐるんぐるんとコーナーを回っていきます。学生時代から「スキー馬鹿」で、山道雪道走りまくってた嫁さんのほうが、自分よりもはるかに「卓越せる運転者」なので、おまかせ安心。自分はナビに徹します。
ちなみにクルマはヒュンダイのi20。自分も嫁さんも韓国車を運転するのは初めてで、嫁さんは最初「えー」とか偏見丸出しでしたが、いいクルマでした。
ていうか、AT車って、CVTだったりギアだったり、それぞれに癖があって、慣れるのに多少時間がかかります。MT車なら簡単。発車した瞬間から、自分が思うように動かせますし、自分の「腕前」以上の運転はできません。

アロラ

 アロラ到着後が大変。クルマ適当に路駐し、インフォ行くが無い。郵便おねいさんに道を教えてもらうが、迷う。そこらへんのおばさんに訊いて、何とか「オテル ドンペロ」到着。プラノ貰ってクルマまで戻る。市内の超細い道抜けて駐車場目指す。

ここらへんは逆説的に「地球の歩き方」シリーズのありがたさです。アンテケラもアロラも「地球の歩き方 スペイン」には掲載されていない町。とたんに「わかりやすさ」が激減します。
「郵便おねいさん」というのは、郵便配達の公務員で、とてもとても親切でした。「そこらへんのおばさん」(複数)は、最初はチノス(中国人。転じてアジア系)に警戒してたっぽいのが、「セニョーラス」(奥様方)と敬称したら、瞬時に溶けちまって「あそこかしら」「違うわよあそこよ」と盛り上がりマックス。瞬時に判明しました。実にありがたいことでした。
てか、スペイン人は基本的に「よそ者」に親切なんです。これは、繰り返し言っておきたいこと。

 ところが、オテル閉まってる。何度か電話して開けてもらえる。鍵貰って部屋へ。大汗柿太郎でシャワー。

ロサさんはアルダレス在住なのですが、わたしたちが訪問した時は、たまたま家の改修工事で、アロラのお友達の家に仮寓してたんですね。
実はそのことを自分は理解していなく、別の町に引っ越した、と勝手に思い込んでいました。都会派インテリなロサさんは、アルダレスの田舎っぷりには耐えられなかったんかなーとか。失礼しました。

 ロサさんと、お友達のクリスティン(フランス人)がやってきて昼飯。ガスパチョ(ロサさん「塩辛い」と)、サルピコンみたいなの、牛肉を煮込んだみたいなの、カラマレスフリトス。飲み物はロサが水、クリスティンがクララ2杯、嫁さんティントベラーノとクララ2杯、自分はカーニャ3杯。クリスティンちと不調。勘定は31ユーロ。当然自分支払い。
 町外れに駐めたクルマまで送る。けっこうな日差し。帰オテル途中に、嫁さんとカーニャ2杯2ユーロ。帰オテルしてチェックイン。45ユーロ。シェスタせんとしている18時半。
 外うるさかった。クルマの音、人声、さらに向かいの教会の鐘。だがしかし、ぐっすり眠る。
 20時過ぎ起床。市内一周。駐車スペース往復して、明日の行動を予習。後、軽く飯。エビのアヒージョ、揚げナス+ミエル、豚串。酒は白ビノ2杯、赤1杯、カーニャ1杯で14ユーロ。
 帰オテルして、23時過ぎ。缶セルベッサ1つ山分け。自分はウオトカ水割りで軟着陸体勢の24時過ぎ。

アロラはいわゆる「街道の宿場町」的な位置なのか、昼夜問わず、通過していくクルマが相当な量でした。で、たまたま自分らが泊まったオテルの前が、クルマの通過音が特にうるさかった。単に走っていくのではなく、オテルの手前から先まで、マンホールを4つか5つ踏んでいって、そのたびにガタン、ガッタン、ガタガタンと盛大に鳴らしていく。
これはしかし、実際に泊まってみないと分かりませんよね。自分は嫁さんと「うるさいねー」「うるさいよねー」と言いつつ、酒たっぷり飲んで熟睡しましたが(笑)

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